証券ブローカー第1四半期純利益 昨年通年を超える

 中国の上場証券会社23社が、28日までに第1四半期の決算を発表し、23社の純利益は共に昨年上半期の純利益を上回り、一部証券会社の純利益は昨年通年を超えたことが明らかになった。経済紙「経済日報」が28日付で報じた。
証券統計の同花順iFinDによると、上場証券会社全社の第1四半期の純利益は昨年上半期の純利益を上回り、東呉証券や東北証券、中原証券、山西証券など証券会社は昨年通年の純利益を超えた。
 専門家は、上場証券会社が素晴らしい業績を作り上げた背景には、第1四半期のA株市場のパフォーマンスが良かったからだと指摘する。A株市場の第1四半期の上昇幅は2016年第1四半期以来、13四半期振り最大を記録し、出来高も信用取引残高も膨らみ、ブローカーの手数料とコミッション増につながった。また資産管理、固定収益など自社売買業務による収益が増えたことも理由の一つだという。
 今年上海で新設される科創板(イノベーションボード)が証券会社の推薦人(主幹事)業務による収益は60億元、自社売買による収益は6億元と試算されている。

 

 

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