金融業界での腐敗一掃 まだ前兆の段階

金融業界での腐敗一掃が始まったが、「まだ前兆の段階で、大きな地震は後から来るだろう」と専門家は指摘した。

新華社通信は9日、中央規律検査委員会の情報として伝えたところによると、中国保険監督管理委員会のトップである項俊波主席(議長)は重大な規律違反で調査(取り調べ)を受けていることを明らかにした。

同日、政府活動において清廉を徹底するよう呼び掛けた李克強首相の3月21日付内部談話が配信された。その中で、「監督の立場にいる一部の人はハゲタカファンドと手を組んでいる」と指摘し、金融業界での腐敗を徹底的に調査委し、排除することを示唆した。

3月の全人大での政府活動報告で、李首相は金融リスクについて「不良資産、債券違約、シャドーバンキング、ネット金融」が積み重ねてきたリスクについて警戒するよう呼び掛けた。

北京の新聞、新京報によると、ここ4年間、監督者や銀行、証券など金融業界役員の内60名を超えた関係者が規律違反で調査を受けていることを明らかにした。(総合)

 

 

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