2年振りの準備金率引下げ ゆうちょ銀が恩恵

9月30日、中国人民銀行(中央銀)が2018年から商業銀行の預金準備金率の引下げを対象限定で実施することを発表したのを受け、クレディスイスは都市商業銀行、中でもゆうちょ銀行(1658)が最大の受益行になるだろうとのレポートを纏めた。

レポートによると、0.5~1%の準備金率の引下げにより、凡そ7000億元の預金が開放され、これは0.4%のM2、0.9%の国内総生産に相当し、マクロ経済にプラスになるとして、銀行の利差(利ざや)を0.8ポイント引き上げ、2018会計年度の銀行の利益予想に0.5%プラスされるだろうと分析した。

引下げの対象は中小零細企業や農業向け融資の割合が基準に達した銀行で、これらの顧客を最も多く抱えるゆうちょ銀行が最も恩恵を受けるだろうとしている。

 

 

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