国際通貨基金(IMF)は14日声明を発表し、2017年度の中国のGDPは6.7%になるだろうとの見通しを示した。
IMFは年初の世界経済見通しで、今年の中国GDP成長率を6.5%の予測を出した。4月に6.6%と見通しを修正し、さらに0.1%上乗せして6.7%と上方修正した。
IMFは「中国は中長期的に安全で力強い潜在的成長を維持することができる」と見通し修正の理由を明かした。
IMFの関係者は第一四半期の中国経済のパフォーマンスは年初の見通しに盛り込まれていなかったとしたが、「世界経済見通し」以外に成長予測を修正することは極めて異例。
IMFのDavid Lipton第一副理事は、14日北京で会見し、中国が直面したリスクは後退したが、引き続き改革のスピードを速める必要があると指摘した。(WSJ見聞)