国際決済銀行が1日発表したところによると、2016年4月までの3年間、世界の外貨取引における人民元の取引高は3年前の一日当たり1200億米ドルから倍近くの2020億米ドルまで増えていることが明らかになった。3年に一度行われる同調査によると、世界の外貨取引での人民元の取引高は前回の2%から4%まで拡大し、取引通貨ランキングで前回調査より1位躍進して8位となったという。BISによると、上記結果は52の中央銀行とその管轄下にある1300の銀行、ディーラーに対して行った調査によるもので、米ドルは依然最大の取引通貨で外貨取引のシェアも前回調査より1ポイント増えて全体の88%を占めているという。なお、香港での人民元取引は一日当たり771億米ドル分で、シンガポール、ロンドンを抜いてオフショア人民元取引の最大のマーケットとなっている。(フェニックスほか)
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