アプリが国民的のインフラに

 アリババ(9988)の株価は21日、前日比7.26%急騰しました。今月8日にも寄り付きから7.15%高でスタートしたこともありましたが、いずれも傘下金融子会社の螞蟻金融服務(アント・フィナンシャル)の上場が伝えられたことが原因だったのですが、8日の急伸は噂で、21日の急騰は同社自ら上場計画を発表し、上場はついに現実となったからです。先月29日のコラム「上場準備のための改名か 螞蟻金服から螞蟻科技へ」と着々と上場準備が進められていることを紹介していますが、投資家にとってのチャンスは?

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保有か売却か迷われる時は

 中国IT大手の騰訊控股(テンセント)が、2004年に上場してから無償増資も含めて株価は740倍以上も上昇しました。しかし上場時に投資して今日まで保有する投資家はどれくらいいるのでしょうか。創業者で同社最高経営責任者(CEO)の馬化騰(ポニー・マー)氏でさえ、時々自社株を売却するくらいなので、10倍や100倍または500倍も超えるとなると、売却しない我慢と現金化したい誘惑(衝動)を天秤にかけたら、人間の欲からしても衝動の方がずっと大きいのではないでしょうか。

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