徐さんの中国株

従来の主力薬品の行方は 四環医薬

 四環医薬は年明けから再び市場で注目を浴びています。それには訳があります。美容医療でのベンチマークとされる会社の存在です。2004年に設立し、2020年9月に深圳創業版上場の愛美客(300896)です。すでにA株市場に上場した華熙生物(688363)、H株上場の昊海生物科学(6826)に続く、美容医療系上場3社目で、国産ヒアルロン酸充填剤の愛美客の株価は何と・・・

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美容医療の見通し 四環の強みは?

 同じく多角化でも異業種への参入と協業というのがあります。野村不動産は投資の延長として野村ホールディングスのリアル・エステート部門として見えなくもないが、トヨタホームはトヨタ自動車から見ると完全な異業種になるのではないでしょうか。では、四環医薬にとってのメディカルエステ(美容医療)は?

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四環医薬はなぜ美容医療に参入?

 多角化経営と欲望とは紙一重で成功すれば、リスク分散と称賛され、失敗すれば、欲望の塊と叩かれます。債務超過で経営破たんした中国一、二位を争うコングロマリット海航集団の陳峰董事長は「避妊具以外、何でもやっている」と同グループの事業内容を豪語したことがあります。食肉加工大手の雨潤食品(1068)も不動産や金融、観光、百貨店など不慣れな分野に触手を伸ばした結果、債務超過に陥ったが、同業者の万洲国際(0288)は食肉加工一筋で現在時価総額1千億香港ドル超の巨大企業にまで成長しています。では、製薬会社の四環医薬はなぜメディカルエステ(美容医療)に参入したのでしょうか。

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黒字化へまい進中の京東物流

 株価の3万ポイント台は日本株の投資家にも中国株の投資家にも大相場を判断する心理的節目になっています。単位こそ違うが、26日の東京市場日経平均株価は1,202.26円(3.99%)安の28,966.01円で取引を終了した2時間後に、香港ハンセン指数は1093.96ドル(3.64%)安の28,980.21ドルで取引を終えています。日本株は円、香港株は香港ドル(以下、ドルという)ですが、3万ポイントを同時に割り切ったのです。ここまで大きな同時安は、逆らえない外部環境が要因としか考えられませんが、それにもめげず上場準備を着々と進めている会社があります。

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HKEX過去最高の増収増益だが、株価下落 何故

 京東物流のIPOについてリポートの途中ですが、香港市場では大きなアクシデントがあって急遽予定を変更しました。また東京市場も日経平均が26日1200円超(約4%)安で、不安がマーケット全体に広がる様相が出ています。24日、香港証券取引所(HKEX)は総収入、純利益ともに3年連続史上最高を記録した20年12月期の本決算を発表したにもかかわらず、株価は一時12%超の下落となりました。何があったのでしょうか。

14年頑張った末の上場 京東物流

 中国の企業情報データベース、「天眼査」によると、2020年末まで中国では、物流や宅配、〇〇エクスプレスと名乗る企業数は114万社、昨年だけで新規登録の関係企業は19万6千社に上り、物流のマーケットは企業の数あるだけに大きいものだと言えるのではないでしょうか。大手だけでも世界で事業展開のSFエクスプレスや中通快逓(ZTOエクスプレス)を含む「四通一達」、アリババ傘下の菜鳥網絡など大手がありますが、こうした中でも親会社から独立して独り立ちを選んだ会社があります。

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京東傘下のユニコーン企業 IPOへ

 破たん企業もあれば、新たに誕生する企業もあります。かつてのユニコーン企業が上場してから大きくなり、その一部門をさらに独立させて上場させるケースが近年多く見られます。シャオミ創業者の雷軍が董事長を務める金山軟件(キングソフト)の傘下には、金山雲(Kingsoft Cloud)と金山弁公(Kingsoft Office Software)がそれぞれ独立して前者はナスダック、後者は科創板にそれぞれ上場したように、中国EC大手の京東集団もヘルス部門の京東健康を昨年12月に香港に上場させた後、物流部門の京東物流を上場させようと、今月16日香港証券取引所にIPO申請書類を提出しました。

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債務超過で破たんラッシュ 雨潤食品は

 「虚業」と「実業」の話をしていますが、テンセントを分割前の200HKD台から投資し、分割を経て現在まで保有されている方がいます。金蝶国際も当社が2017年6月の訪問時、株価が3HKD前後でしたが、現在38HKD台と保有される方はすでに億万長者になっています。一方、1月下旬からこのコラムの検索キーワードに「海航集団」が急浮上しています。ほかにも、方正集団(ファウンダー・方正控股の親会社)や華晨集団(ブリリアンス・チャイナの親会社)、華夏幸福、雨潤食品・・・

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半年で株価が2.5倍になったら 心動公司コラム公開

 経済学的に実業と虚業を線引きすることは難しいですが、結果的に経済的効果を生み出すことでは、すべての経済活動が実業になりますが、しかし一般的には「モノづくり」が実業で、「モノづくり」以外では「虚業」だということが「世の常識」のようです。汗水垂らして儲けたお金は清きモノで、虚業での儲けは尊敬できないという風潮は未だ昭和生まれにあるようです。しかし、「虚業」でも半年で株価が2.5倍以上も上昇したら「心が動く」のでしょうか。
 「徐さんの中国株」コラムでは昨年の8月10日に「同業者も認めるゲーム会社」として「心動公司」(2400)を取り上げました。今日はその内容の一部を公開します。

 上海に本拠を置く心動公司ですが、2015年11月4日、ハイテク企業が集積する北京市の中関村科学技術パークの企業が取引されている中国の店頭市場とも言われる「新三板」市場に株式を公開しましたが、およそ3年後の2018年9月に自ら公開中止を選んで「退場」した経験があります。経営の現状と長期計画に基づいたものとの理由でしたが、香港市場に上場するのではと噂されていました。そのおよそ9カ月後に、香港証券取引所にIPOの申請を提出し、2019年12月12日に香港メインボードに株式を公開しました。
 目論見書によると、同社開発、運営中のオンラインゲームは40タイトルに上り、その内11タイトルが課金ゲームで「仙境伝説M」は日本をはじめ、北米や南米、豪州でも発売されていると言います。
 上場までの3年間(2016~18年)の売上高は7億6550万元、13億4440万元、18億8710万元で、純利益は2340万元、1億2000万元、3億5340万元となっています。また同じ時期のMAU(月間アクティブユーザー数)は1900万人、3600万人、8800万人と順調に増えていると言います。
 同社はオンラインゲームの自社開発と配信が主力事業ですが、中国最大のゲームコミュニティで、ゲーム専用のアプリストアでもある「TapTap」も運営していることが同業他社との違いです。この「TapTap」には、ユーザーからの評価システムもついているので、ゲーム開発会社が自社のゲームに評価してもらうためにも同プラットフォームに自社開発商品を積極的にリリースしていると言います。
 2019年の本決算によると、オンラインゲームの売上高は前年比50.2%増の23億7600万元で、全社売上高の83.8%を占め、その他情報サービスの売上高は55.9%増の4億6千万元で、その他情報サービスに含まれる「TapTap」プラットフォームが利益に貢献し始めていることが伺えます。
 この評価システムもあってのことか、現在米中対立の火種にも挙げられている短編動画アプリの「抖音(TikTok)」を運営する北京字節跳動科技(バイトダンス)やIGG、三七互娯、遊族網絡などゲーム関連企業が戦略投資家(大株主)として迎え入れられています。
 しかし、2019年12月の上場から指数構成銘柄に組み入れられるまでわずか8カ月で、株価は公募価格の11.1HKDから4倍以上の47.90HKDまで急騰しています。(了)
 4倍以上に上がった株価がコラムで取り上げた昨年8月の時点からいったん下がったものの、その後は急騰し、16日現在約2.5倍の114.5HKDを記録しました。

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快手科技の株価急騰に思うこと

 ショート動画アプリ「快手」を運営する快手科技(1024)が5日、香港市場に上場しました。初日の出来高は1億1990万株、売買代金は375億5千万香港ドルと初日にして市場の1位を飾り、時価総額はシャオミ(1810)や農夫山泉(9633)、ネットイース(9999)など人気株を抑えて香港市場の8位につけ、株価も発行価格の115HKDに対して3倍近くの300HKDちょうどで取引を終えました。株価は高いなと思ったら・・・

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科創板に回帰 構造改革が実る 聯想集団

 「中国投資考察団」は2001~03年頃に北京で決まって訪問する会社があります。ソフトのファウンダー(方正控股)とハードのレジェンド(聯想集団・現在のレノボ)です。約20年経って、ファウンダー(0418)の親会社は債務超過で昨年経営破たんし再建される羽目になり、同社株価も長期にわたって1HKD以下で徘徊していますが、一方のレノボ(0992)は史上最強と評される第3四半期の決算をこのほど発表して株価も史上最高値まであと一歩のところまで急騰しています。「栄枯盛衰 諸行無常」とはこういうことかと感慨深いところでした。

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老舗メーカーに新しい息吹が 聯想集団

 四環医薬とは凡そ10年近くお付き合いをした「老朋友」ですが、これを上回る付き合い歴のある老舗メーカーがあります。聯想集団(レノボ・0992)で、社名はまだ「レジェンド」の時代からお付き合いがあったのです。時の「中国投資考察団」が北京の中関村で何度も同社を訪問しています。その間、同社はIBMのPC部門やモトローラの携帯電話事業を買収するなど、世間をあっと驚かせるアクションを起こしたりしていますが・・・

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疑心暗鬼のマーケット 臥薪嘗胆の四環医薬

 長らく低迷していた四環医薬(0460)の株価は1月19日に6.98%、20日に43.48%、21日63.64%と3日間で2倍以上急騰した後、22日には22.22%下落しました。その後も一進一退を繰り返し、3日には約2年振り高値の2.7HKDまで買われて5日(金)には7.63%下落で取引を終えています。株価を押し上げる好材料を「いよいよ収穫期に入る四環医薬」でご紹介していますが、その続きはあったのです。

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バブルだが、それでも・・・ 快手科技

 中国の国内総生産(GDP)は2010年に日本を超えて世界2位となり、GDP成長率も10.56%と同年にピークを迎えたのです。それから以降不動産など金融資産の価格が急騰し、「中国はバブルだ」という声があちこちに聞こえました。2012年に独立し、当社主催「中国勉強会」などで、「バブルは弾けなければバブルではない」との持論を展開し、バブルが膨らんだ分、その恩恵に預けられるというので、中国株による資産形成を推奨し「徐さんの中国株」を8年以上続けてきています。しかし、本日香港市場でIPOの快手科技を見て・・・

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30%増でもマーケットは冷ややか? アリババ

 何かと話題の多いアリババ。
 アリババグループは2日夜、米ニューヨークマーケットの取引開始に合わせて第3四半期(10月1日~12月31日)の決算報告を発表しました。売上高は37%増、普通株の株主に帰属する純利益は52%増、経営活動によるキャッシュフローは1032億元・・・にも関わらず、ニューヨーク市場のアリババ(BABA)の株価は3.85%安、続く3日の香港市場でも3.92%安でスタートしました。

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ショート動画初のIPO 快手科技抽選倍率1200倍

 香港市場のIPO人気振りは留まるところを知らないでいます。2月5日メインボードに上場予定のショート動画の快手科技(1024)。1月26~29日でブックビルディングを行い、発行予定の株式数に対して抽選のお申し込みは1218倍を超え、調達資金は、デジタル企業として、米配車サービス、ウーバーの81億ドル(19年5月公開)に次ぐ規模になると見られます。しかし、ショート動画と言えばあの有名な「TikTok(ティックトック)」がありますが・・・

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いよいよ収穫期に入る四環医薬

 四環医薬を巡る動きが活発化しています。先週と今週、同社は2回に分けて投資家向け説明会を行い、当社も招待を受けオンラインで参加しました。主力薬の承認、集中調達目録入り前の一致性評価、メディカルエステ(美容医療)への参入、企業買収と矢継ぎ早に「好材料」が明らかになり、同社株価も約1年半振り高値を更新しました。

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政策に左右される医薬品業界 四環医薬

 「石の上にも3年 阿里健康黒字転換」コラムを書いたのは2018年6月4日。そのちょうど1カ月前の5月4日「平安好医生(平安健康医療科技)」が香港市場で新規株式公開しました。そして昨年12月8日の京東健康のIPOで、オンライン診療と謳われる大手3社が出そろい、3社とも株価が堅調に推移しています。株価堅調の背景には、強力な親会社のサポート(株主陣)、時代に合ったビジネスモデルのほか、規制する政策がまだ明確に出ていないことも一因かと考えます。
 医療改革はどこの国でも難題とされます。中国の医薬品業界に関して「一致性評価」や「二票制」そして「集中采購(集中調達)」など次から次へと出て来る政策で医薬品各社の株価も大きく「翻弄」されました。四環医薬はその内の1社です。

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「もう一つの京東(JDドットコム)を」 京東健康

 オンライン診療銘柄の阿里健康、平安健康医療科技(以下「平安健康」と略す)、京東健康の3強が出そろいました。阿里健康は2014年、平安健康は2018年の上場時からこのコラムで取り上げ、その後もフォローしてきました。平安健康の株価は約2.5倍、阿里健康は約10倍近く上昇し、昨年12月8日上場の京東健康でも短期間で2倍以上急騰しました。

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同じオンライン診療でもそれぞれ特色が

「徐さんの中国株」の検索ランキングで投資家の関心と株価の動きが凡そ分かってきます。ここ数日、四環医薬(0460)と中国稀土(チャイナレアアース・0769)の検索がいきなりトップに躍り出たので株価チャートをリアルタイムでチェックしなくても動きがあったことが伝わってきます。しかし本来なら株価が大きく動く前にコラムを読んで備えるのが順番ではないかと思いますが、例えば、昨年10月時点で「四環医薬 底値か」と同社の動きをコラムに纏めました。最近の株価の急騰はその動きの結果だと考えるのが妥当ではないかと考えます。
 さて、オンライン診療の銘柄を取り上げていますが、同業界ではすでに「阿里健康」(0241)と「平安好医生(平安健康医療科技)」(1833)が上場し、「京東健康」(6618)を加えて業界3強が出そろったことになります。阿里健康と平安健康医療科技の株価はこのコラムで取り上げた時点からすでに何倍も上昇していますが、京東健康の見通しは?

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