業績回復期待のトラベルスカイ

 中国では、年明けから春節(旧正月)や清明節、労働節(メーデー)の3日~1週間の連休が続き、各地の観光地では人でごった返す風景が見られました。観光業の復活が明らかになり、株式市場では、航空券やホテル予約の携程集団の株価が史上最高値を更新しました。携程集団は航空券などの予約を受け付ける「窓口」ですが、発券業務など航空情報システムを管理、運営するのが中国民航信息網絡(トラベルスカイテクノロジー・0696)となります。

旅行ブームは暫く続く 携程集団

 永年3000ポイントと言われる上海A株指数が5月に入って上昇し、凡そ8カ月ぶりに3150を回復しました。お陰で香港ハンセン株価指数も4月19日の直近安値16224ポイントから9日の18537まで上昇し、年初来安値(1月22日の14961)から約24%「高騰」したのです。駅のホームで電車を待っているといつも反対側のホームに電車が先に来るという場面に遭遇したことはありませんか。保有していない銘柄はグングン上がるが、手持ちの銘柄は塩漬けのままだと悶々とする経験も一度や二度ではないだろうと推測されます。昼食会でのリクエストもあって「お浚い」として暫くいままで取り上げた銘柄のその後を振り返ってみます。

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上場後最高値の携程集団

 「中国(香港)株珍しく10連騰、3年間の底値から抜け出すか」。専門紙「中国証券報」はそれこそ珍しく7日零時、こんな見出しの記事を配信しています。3年間低迷が続き、その間配信用記事の見出しもさぞかし苦慮しただろうと思われます。3年間も低迷を強いられた香港市場ですが、しかしそれでいて上場後最高値を更新する銘柄もあります。

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業績改善の中遠海控

 重厚長大とされる造船業に日が当たっていることを触れているが、世界規模の海運需要が旺盛であることがその前提となっていることは言うまでもありません。造船関係銘柄の株価が大きく上がっているが、海運関係の銘柄も急上昇しています。海運大手の中遠海運控股(コスコ・シッピング・ホールディングス)を見てみましょう。

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