徐さんの中国株

辰年株価上昇? 財布のひもをしっかりと

 今日(9日)は中国旧暦の大みそかに当たります。明日から春節(旧正月)の連休に入り、市場もしばらく閑散期に入ります。上海総合指数は下落が止まらず、5日にはついに2700ポイント台を割り切り、5年振り安値に。ワースト記録になりかねない状況に「国家隊」が出動したと思われる買いが入り、指数が戻ったと思ったら、監督官庁のトップ交代が7日公式に発表されたのです。またかと・・・

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シャオミの自信はどこから

 中国の業界団体、全国乗用車市場情報連合会(CPCA)がこのほど発表したところによると、昨年の中国(トラックやバスを除く)乗用車の販売台数は前年比5.6%増の2169万9千台、うち新エネルギー車(NEV)は36.2%増の773万6千台、同市場におけるNEVのシェアは前年比8.1ポイント増の35.7%とNEVが急拡大していることが明らかになりました。23年のNEV市場では、販売台数の記録更新、小売価格の値下げそして海外輸出など成熟市場の特徴が幾つか見られるが、そこにシャオミが初モデルの発表です。

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レッドオーシャンに敢えて参入するシャオミ

 2023年の中国経済に数少ないハイライトの一つに新エネルギーセグメントがあります。リチウム鉱山からバッテリー、電気自動車(EV)に至るまで関連企業の株価も勢いよく上昇しました。政府のバックアップも加えて新エネルギー車(NEV)の輸出も勢い付いて491万台と日本を抜いて世界一の輸出国となりました。ところで、かつての家電業界と同様、伝統的自動車メーカーに外資系、新興企業のほか、IT系も相次ぎ参入し、価格戦が繰り返され、もはや業界はレッドオーシャンになってきています。

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BYD増益も株価下落 その訳とは

 金融業もついに外資に100%開放することが宣言されました。しばらく経って見ないと、どれだけの外資が参入してくるのかわからないが、「薬明生物」(2269)の株価の急落は外資が売り買いを繰り返したからだと噂されます。当然のことながら外資は営利機関で、「儲け」のチャンスがなければむやみに出資するわけがありません。
 電気自動車大手のBYDが好決算(速報)を出していながら、株価が下落しています。外資は常に市場を狙っています。

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金融業開放するが、外資が増える?

 株価対策がまだまだ続くことに驚きです。株式市場での「不正行為」に対する「ゼロトレランス」の表明や国有企業トップの株価連動評価メカニズムの導入に続き、今度は「空売り」を規制するとされる譲渡制限付き株式の貸し出しを29日から全面禁止すると規制官庁の中国証券監督管理委員会が28日発表しました。昨年11月韓国が株式市場での空売りを6カ月間禁止する報道があって驚いたものですが、今度は中国もついに規制に出たのです。

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外資に金融業全面開放 ハゲタカが来る?

 先週は政策発表目白押しの1週間でした。株式市場での「ゼロトレランス」発言や国有企業責任者の株価連動評価メカニズムの導入などは目的がただ一つ――「国家隊」の出動を「援護射撃」し、株価指数の下落を食い止め、投資家心理の改善に努力することと指摘されます。一方海外向けにも、銀行、保険など金融機関の外資持ち株比率を全廃し、外資が100%保有できるように宣言されたのです。凡そ20年越しの・・・

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政策表明が追い風、本格的反転に繋がるか

 アリババのジャック・マーと創業メンバーで、董事会(取締役会)現役会長の蔡崇信(ジョセフ・ツァイ)が自社株買いを伝えられ「中国概念株」が一斉に上がった24日、今度は中国人民銀行が同日午後4時(日本時間午後5時)に会見を開き、昨年9月以来凡そ4カ月ぶりに預金準備率を2月5日から0.5%引き下げると発表しました。

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「国家隊」よりも自社株買いが

 米SECの公式サイトが23日夜公開した13Fによると、23年の第4四半期に、中国EC大手のアリババ創業メンバーの1人、蔡崇信(ジョセフ・ツァイ)のファミリーファンドBlue Poolが米で上場しているアリババの株式を1億5100ドル分買い増ししていることが明らかになりました。これを受け、米上場のアリババ(BABA)の株価が8%以上急騰し、お陰で「中国概念株」も久しぶりに全面高となりました。

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支配株主のいないアントグループ

 今年初の昼食会を昨日(21日)都内のレストランで開催しました。前回の昼食会から3カ月しか経たないが、さまざまな事件や事故が起こり、報告したい内容も山盛りで、ついに用意していた「アントグループ」の話題を取り上げる時間がなくなったのです。アントグループ自身は上場していないが、同社を巡る動きは民間企業の取扱い方、ひいては株式市場の先行きに影響が大きく、「風向計」的存在であるだけに理解する必要があると考えます。

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利益はどこへ行った?トラベルスカイ

 上海A株総合指数は昨日2760ポイント台まで下がり、2019年2月以来、約5年振り安値を更新しました。「国家隊(ナショナルチーム)」が参入しているという噂が流れさても下がるトレンドを食い止めることはできないままでいます。常に買いを煽るプロのアナリストも昨日「TikTok」に登場して「まずは冷静を。ポジションをしっかりと管理して」と呼びかけ、「自分にはもう限界だ。能力ある人が出てきて」とみんなで市場を盛り上げるよう再々発信したのです。

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ライブ求人と求職 マッチングサービスを

 ゲームが多くのIT系企業にとって「金のなる木」であることが現在も続いています。ここ数年の世界ゲーム売上高ランキングに中国企業が常に上位にランクインしていることが企業の実力と根強い需要(マーケット)があったからこそのことで、テンセントのヒット作「王者栄耀(オナー・オブ・キングス)」など同社に毎月2~3億ドルの売上高を作ってくれているので、人気振りが伺えます。ところがショート動画の登場で人気が取って代われるのではないかとの懸念も出ています。

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娯楽と金儲けを兼ね備えるショート動画

 中国の自動車年間生産・販売台数がついに3千万台を超えたと発表されました。2017年生産販売が2888万台を超えた時に、このコラムで3千万台超は時間の問題だと触れましたが、コロナ禍などもあって6年越しの達成となったのです。3千万台のうち、新エネルギー車はそれぞれ約950万台で、市場シェアは31.6に、3台に1台は新エネルギー車となったのです。昨年の儲かる企業ランキングに新エネルギー関連企業がランクインした理由の裏付けがまた一つ増えたことになります。

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航空業界のVISAか 中国民航信息網絡

 観光業の回復で航空業界やホテル業、有名観光地など様々な業界が恩恵を受けます。業界紙「中国民航報」がまとめた上場3大国有航空会社―中国国際航空(0753)、中国東方航空(0670 )、中国南方航空(1055)の昨年第3四半期(7~9月)の純利益はそれぞれ42億4千万元、36億4千万元、41億9千万元と、揃ってコロナ禍3年間の赤字の苦境から抜け出したかと思ったら、第4四半期には一転・・・

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「新三様」が儲かる企業の上位に

 「三種の神器」は最近ほとんど聞きません。死語になっているか、「神器」と言える製品やサービスがないので、造語好きのメディアでも取り上げることは見なくなったのです。ところが、中国株では、ゲームやECに続き、「新三様(新たな定番3品目)」と呼ばれる製品を取り扱う会社が儲かる企業ランキングに躍進しています。

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過去1年の儲かる業態と企業 群雄割拠も

 辰年は波乱続きの幕開けとなりました。これを乗り越えて穏やかな年となることを願いたいが、暮らしていくのに切っても切れない経済セクター、中でも企業間競争では「穏やか」など一刻もないと考えられます。過去1年間、どのような業態または企業が儲かっていたのか振り返ってみたいと思います。

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トップからビリまでの香港市場 回復相場は

 2024年にも入り、前年に関する各種統計が出ています。証券統計のWindによると、2023年世界主要14株式市場指数の上昇率トップは43.42%高のナスダック、2位は28.24%高の日経平均だったが、中国市場はというと、上海総合指数はマイナス3.7%で12位、深圳総合指数はマイナス13.54%で13位、そして香港ハンセン株価指数はマイナス13.82%の14位中の最下位だったことが分かったのです。

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買い戻しが記録更新の香港市場 24年は

 昼食会(1/21)を案内すると、「これほど長い低迷は初めての経験だ」、「テンセントの暴落にはびっくり」、「香港市場にいつ資金が戻ってくるのだろうか」とこの1年の皆様の受止めがたくさん寄せられました。昨年最後のコラムのタイトルは「32年振り安値の中国株」だったのですが、ハンセン株価指数に限って言うと、今年は4年連続の前年対比マイナスであることがほぼ確実となっています。

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海外進出に活路 ゲーム業界

 モバイルアプリやゲームデータ分析の米センサータワー(Sensor Tower)が今月7日発表した11月の世界モバイルゲームパブリッシャー売上高ランキングの上位100社に中国企業37社がランクインしたことが明らかになりました。37社の売上高の合計は18億7千万ドルで、上位100社全売上高の38.3%を占めているというので、中国企業の海外進出でもっとも成功している業界だと言われます。

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