徐さんの中国株

役替わりのアリババ

 ソフトバンクグループが今年3月期の業績予想で1兆3500億円の営業赤字となる見通しを13日夜に発表しましたが、同日の米市場のアリババの株価は前日比2.68%高、14日の香港市場での同社株価は2.76%高まで買われました。先月23日、負債削減のため4兆5000億円(約410億ドル)の資産を売却する案の中に、保有するアリババの株式約140億ドル分(120億~150億ドルの中間)が含まれると伝えられたことを市場ではすでに忘れられたかのように、アリババの株が買われています。

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米タイム誌「非凡の使命感」 美団点評

 中国の「IT3雄」と言えば「BAT――百度(バイドゥ)、アリババ、テンセント」であることで知られていますが、しかしこれも今は昔。昨年8月時点のIT系企業時価総額ランキングでは、バイドゥが脱落し、順位は「ATM――アリババ、テンセント、美団(MEITUAN)」に変わり、新たに美団点評(3690)が3位にランクインされるようになったのです。2010年3月に設立された美団ですが、「石の上にも三年」ならず、10年目にしてやっと黒字転換したのです。


米タイム誌3月19日号の表紙を飾った美団点評の配達員、高治暁さん。「非凡の責任感」と同誌紹介

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株主連帯責任? 瑞幸珈琲と神州租車

 瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー/LK.US)は社内特別委員会を立ち上げて調査した結果として22億元に上る粉飾があったと「自白」したのです。首謀したのはCOO(最高執行責任者)の劉剣氏と関係社員数名だと公表しました。劉剣氏は2018年ラッキンコーヒーに入社するまでの10年間、系列会社の神州租車(0699)の管理職として働いていました。劉氏のみならず、ラッキンコーヒーCEOの銭氏とCMOの楊氏ともに神州租車のかつての経営陣で、2019年5月のナスダック上場までラッキンコーヒーの30.53%の株式を保有する陸正耀氏も実は同時に神州租車の株式36.16%(最大42.93%の議決権)保有する筆頭株主!つまりラッキンコーヒーの株主から経営陣までほぼ全員神州租車の出身なのです。

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コーヒーは美味しいが商売や株価とは別物

 私がコーヒー事業に関心を持っているのは、邱先生の事務所時代、雲南でコーヒー事業の立ち上げに直接かかわっていたからです。もともとコーヒーが好きな自分で、雲南産アラビカ種ティピカ特有のフルーティーで果実のような香りが残る後味は心身ともにリラックスさせてくれるのです。いずれ中国人もお茶からコーヒーを飲む時代になると先生は予言されていたが、瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー)の出現で先生の予言は見事に的中されたと言えます。2017年10月に一号店をオープンさせてからラッキンコーヒーは2019年末現在ですでに中国内陸で4500店舗以上を展開するところまで急成長したのです。しかしコーヒーは癒してくれるが、商売はまた別物だと痛いほど私自身経験したのです。

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「自爆」のラッキンコーヒー その影響は

 「『高配当崇拝』裏切られたが HSBC」のレポートで「投資家が真っ青になった」ことを取り上げましたが、同じ時刻に米市場で起きたことがさらに多くの投資家を唖然とさせたのです。
 「徐さんの中国株」は香港市場上場の中国内陸の成長企業をメインに紹介していますが、しかしこの日の「徐さんの中国株」検索でトップに躍り出たのは何と米上場の瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー)だったのです。何をもって投資家の皆さんがラッキンコーヒーの情報を検索しようとしたのでしょうか。

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「高配当崇拝」裏切られたが HSBC

 4月1日はエイプリルフール(万愚節)。西側諸国では「罪のない嘘をついて良い」とされる日。この日の朝、香港(イギリス)代表的な銀行の香港上海銀行(HSBC)が証券取引所経由で公告を発表し、これが機関や個人を問わず投資家の間で大きなざわめきが引き起こされたのです。エイプリルフールで西側特有の「ジョーク」かと誰もが思ったのですが、証券市場の取引が始まったらHSBCの株価がいきなり10%近く暴落したのを目のあたりにすると、これは「ジョーク」では済まされないことだとみんながやっと気が付き、そして真っ青になったのです。何が起きたのでしょうか。

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シャオミ IoT約42%増 コロナの影響も

 新年度が始まりました。コロナの影響で計画を立て直す方や企業も多いのではないでしょうか。いつロックダウンになるかまだ議論に留まっている日本に対して、中国では政府から民間部門まで稼働再開を急いでいます。昨日(31日)まで、多くの上場企業も2019年度の本決算を発表しました。12月を年度末にしている企業が大半で、コロナの影響が本決算に反映されないところも多いが、決算発表に伴い、2020年度の見通しについて語る企業も多く、参考にすべく今日は小米集団(シャオミ)の決算を見てみたいと思います。

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辛抱が必要か ソフトバンク売却の影響は

 新型コロナウイルスが猛威を振るっています。ついに日本政府も「リーマンショックの際を上回る規模の緊急経済対策」を打ち出すことになりましたが、お隣、中国では、すでに多くの都市が消費券やクーポン券などを配布し始めています。リーマンショックの際、日本では、1億円の商品券を配布するのに、1億2000万円のコストがかかったというので効果のほどに疑問の声が上がっていますが、アリババ本社所在の杭州市は政府が5億元の商品券を配布し、参加するお店側が11億6000万元相当の割引クーポンをこれにつける形ですべて電子クーポンで配布するのでコストも効果も日本とは天地の差です。
 マクロ的経済効果よりも電子クーポンを可能にした企業の存在を見るのが投資家目線なのです。

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ソフトバンク強気 背後に金の卵を産む鶏

 ソフトバンクGが23日、今後4四半期にわたって最大4兆5000億円(約410億ドル)の資産売却案を発表して2600円台まで売られた株価をやっと食い止めることができました。資産売却について、孫正義氏は「今回の資金化の対象となる資産は、当社の保有資産価値の20%に満たないもの」とコメントしています。孫氏の強気発言の背後には、同社が保有する27兆円の資産と1兆7000億円以上の現預金が盾にあって、中でも1200億ドルにも及ぶ、いつでも現金化可能な、金の卵を産む鶏――アリババの株式を保有しているからだとも言われます。
*2019年3月期からの購読期限は今回で実質最後のコラムとなりました。締めくくりのプレゼント銘柄としてご紹介します。

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ソフトバンクもアリババ頼み?

 「9988」、「9984」、「9983」。横並びの四つの数字は何だったと思いますか。株式投資に関心のある方はピンと来たと思いますが、アリババとソフトバンクG、ファーストリテイリング(ユニクロ)の証券コードなのです。証券市場が違うのにこんな「偶然」もあるんですね。今日は「9988」、「9984」、「9983」のそれぞれの創業者とその関連性の話しです。

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直通車出来高463億香港ドル 単日として史上最高

 香港ハンセン指数は1月20日の高値(29000)からすでに30%以上も下落しているにも関わらず、3月19日ストックコネクト(直通車)経由の香港株の出来高は単日として史上最高の463億4200万香港ドルを記録しました。このコラムで取り上げた「美団点評」(3690)は、20日、前日の下げから一転16.02%高まで買われ、人気ぶりが改めて示されました。シャオミ(1810)も2月のスマホ出荷台数が華為(ファーウェイ)を逆転したことが材料となって前日の下げから6.61%を反騰し、10香港ドル台を一日で回復したのです。

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「女房を質に入れても・・・」

 日銀の黒田総裁は現在の世界経済の状況について「リーマン・ショックとは違う」との認識を示しましたが、米連邦準備理事会(FRB)が今月17~18日に予定していた定例の連邦公開市場委員会(FOMC)を2日間前倒して開催し、緊急の利下げを決定するとともに、リーマン・ショック時の6000億ドル(第一回目)を上回る7000億ドルの量的緩和(QE)を実施すると発表したことを投資家として認識したいところです。引き金は何にしろ、FRBはリーマン・ショックを上回る危機が迫っていることを我々よりも先に認識し、当時よりさらに強力な刺激策を取ったことになったのだと見ていいと考えます。

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コロナで見直しされるモビリティ 美団点評

  アメリカが非常事態宣言、フランスが「生活に必須とは言えない店舗」の営業停止を発表しました。そして長期化を予想しているかのように、例年5月初めに開かれる著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイの年次株主総会を約2カ月後に控えた3月13日、同社公式サイトで緊急のお知らせとして、今年の株主総会は予定通り5月2日に開催されるが、会場はオマハではなくオンラインになると告知したのです。バフェット氏自身も総会を楽しみにしていたが、非常に残念がっていたとしています。コロナウイルス感染の影響は短期間で終息するものではないことは推測されます。人の集まりがクラスター感染の原因のようで、飛行機や満員電車など感染しやすいところだと敬遠される傾向です。そうした中でシェアリング自転車が再び注目されてきています。

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早く稼働再開するのが勝ち 美団点評

 米もついに実質の「ゼロ金利」政策を導入することになりました。連邦準備制度理事会(FRB)は15日、1%の緊急追加利下げを決定したと発表したのです。現地時間17日に行う予定の金融政策会合を3日も繰り上げて開催して「ゼロ金利」政策を決定したのです。
 今月3日の緊急利下げに続く第2弾の緊急対策ですが、市場では、限られた緊急経済対策は明確でも、コロナウイルスによる感染症の対策が不十分だと水泡に帰してしまうという懸念が残ったままです。

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デジタル化は免疫力で牽引力でもある

 米国市場は一週間に2度目のサーキットブレーカー発動。2008年の金融危機の際も、同システムの発動はなかったので、株式市場の暴落は目に余るものとしか言いようがありません。前回のコラムでハンセン指数が下落しても注目している銘柄はなかなか下がらず、押し目買いのチャンスもくれないと「零した」のですが、さすがに米市場をはじめ、連鎖的に11カ国の株式市場もサーキットブレーカーが発動され、日経平均も連続で1000円単位で下がっていますので、中国株もいよいよチャンスが回ってきています。果たしてどれを狙えばいいのでしょうか。

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利益率も僅差の恒瑞医薬と中国生物製薬

 中国株式市場の医薬関連銘柄は2017年の大相場で大きく上昇し、その勢いが2018年も続くだろうと思いきや、同年の11月、政府から「帯量採購」(集中調達制度)という政策の第一弾、翌年の9月その第2弾が発表されました。「薬九層倍」という言葉のように、医療費の高騰を抑え、また薬価に対する国民の不満を和らげようと、集中調達により薬価を抑えようとしたが、反動で上昇途中の製薬会社の株価が発表で「腰折れ」になってしまったのです。業界トップの恒瑞医薬(恒瑞)と中国生物製薬(中生製薬)も影響を受けて株価も一時下落しましたが、さすがトップ企業で反発も早いものです。

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業界トップどれを選ぶ? 恒瑞医薬と中国生物製薬

 「恒瑞医薬10倍も上がったよ」。当コラムの会員読者で当社中国投資視察団にも時々参加されるYさんが勉強会でお会いした際に、満足そうな顔で語ってくれました。恒瑞医薬(600276)は上海A株に上場する製薬のトップ企業で、業界では「医薬一哥」(医薬のお兄ちゃん=ナンバーワン)と呼ばれています。Yさんが投資して約5年、株価の上昇とほぼ毎年繰り返される無償増資で株価が約10倍上昇しています。同じく約10倍上昇の中国生物製薬、どれが投資対象として相応しいのでしょうか。

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実績に支えられた株価の上昇 中国生物製薬

 先日このコラムで取り上げたアリババグループの「阿里健康」(0241)は、昨日(3日)前場の終値で株価が前日比11.44%も急騰し、上場来高値をまたも更新しました。中国国家医療保障局が28日、一般的慢性疾患のオンライン再診サービスも医療保障の対象にすることを発表したのを受け、オンライン診療銘柄に買いが殺到しました。「業績が長期安定な株への投資」として取りあげた「中国生物製薬」(1177)も4.4%上昇した後、前日比3%高で同日の取引を終えています。

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業績が長期安定な株への投資

 ついに在宅勤務となりました。感染経路が不明で特効薬がないことも加わって新型コロナウイルスによる肺炎の感染に対して社会全体もある種、恐怖を感じるようになったのです。特効薬ができたらなと誰もが思う時に、中国医療集団(8225)という香港市場の「セント株」が自社開発のRitonavirが「2019-nCoV」に対して治療効果が認められるとの公告を発表し、同社株価は短期間で0.113HKDから2.1HKDへ、何と18倍も急騰したのです。しかし市場では同社の生産体制もできていないことが判明されるとあえなく株価がまた元に戻ったのです。そういった暴騰暴落の株よりも長期かつ安定的に成長する株を物色した方がよっぽど夜も安心して眠れるのではないかと思います。今日はその一つをご紹介しましょう。

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