中国ITサービス大手、テンセント(0700)支配株主のナスパーズの子会社プロサス(Prosus)は11日、自社株買戻しのための準備として保有する追加分のテンセントの株式、9600万株を証書形式で香港中央結算系統(香港中央清算決済システム⦅CCASS⦆)に預託したことを明らかにした。
プロサスはオランダアムステルダムEuronextに上場している。
発表を受け、香港市場では12日、テンセントの株価は一時約5%下落した。
香港証取の開示によると、プロサスが保有するテンセントの株式は、発行済み株式の26.99%だという。
テンセントは昨年通年で、104回にわたって1億708万株の自社株を337億香港ドルで買い戻したという。