万科企業5%安 時価総額1千億香港ドル企業消える

中国株式市場では、不動産関連銘柄の低迷が続く。優等生とされる万科企業(2202)の株価は12日の取引時間中、5%以上下落し、上場来安値を更新した。
 同社A株の11日の終値が7.44元で9年来の安値となり、年初から28%も下落し、時価総額は887億元で、H株の時価総額が494香港ドル(457億元)で、両市場合わせて1344億元相当で、辛うじて1千億元を維持したが、2018年の高値と比べて6千億元以上が消えてなくなっている。
 2018年12月末現在で、A株市場の不動産銘柄の時価総額は、万科が約3千億元、保利発展が1402億元、招商蛇口が1371億元だった。H株市場では、万科が約4千億香港ドル、恒大集団が2659億香港ドル、華潤置地が1819億香港ドル、碧桂園が1699億香港ドルで、総額1千億香港ドル超の企業が11社もあったが、市場の低迷で時価総額1千億香港ドルの企業が消えたことになる。

 

 

 

 

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