中国外貨預金準備率2%引下げ 元安圧力の緩和に

 中国の中央銀行である中国人民銀行は5日、金融機関の外貨預金準備率を現行の8%から2%引き下げて6%にすると発表した。9月15日から発効する。今年4月25日に1%の引下げ発表以来、約4カ月ぶりで、年内2度目となる。
 人民元は8月中旬以来、元安が続き、5日のインショア外為市場で1ドルに対して6.9366元と、前営業日より338bpの元安となり、オフショア市場でも1ドルが6.93,6.94,6.95と元安が進行し、2020年8月以来、約2年振りの元安水準を更新した。
 外貨預金準備率の引下げは国内金融機関の準備金の減少を意味し、市場での米ドルの流動性の増加に繋がり、人民元為替相場の安定に資するとアナリストが指摘する。

 

 

 

 

中国経済News & topicsの最新記事