中国A株上場銘柄のうち、2023年に上場廃止した銘柄は44社で、史上最多となることがわかった。
証券統計のWindが纏めたところによると、22年の上場廃止銘柄は記録の42社だったが、23年は10月末までにこれを塗り替えて44社になったという。
上場廃止の理由について、株価が20営業日連続で1元以下または額面を割り切ったのが12社で、ほか、赤字連続、重大な違反などが挙げられる。
中国株式市場で2021年から上場基準の改革を行い、審査制から登録制へ進むと同時に上場廃止もルール化し、制度導入してから約3年間、上場廃止銘柄数は127社になり、うち、104社が強制廃止(除名)となる。