中国工業情報化部(省)は13日、今年9~10月の太陽光発電関連製品の生産状況を明らかにした。
業界団体の推計として発表したところによると、太陽光発電用ケイ素やシリコンウエハー、セル、モジュールの全国企業の生産量は前年比60%以上増加した。
製品別では、ケイ素に関しては、前年同期比90%増の23万6600トンに、シリコンウエハーでは、61%増の87.95ギガワット(GW)に、セルに関しては78.7%増の83.81ギガワット(GW)に、結晶シリコンモジュールに関して86.7%増79ギガワット(GW)にそれぞれ達した。
上記に基づき推計すると、1~10月の結晶シリコンセルの生産量は403ギガワット(GW)を超え、関連部品の輸出総額は429億9千万米ドルに達する。
これを踏まえ、同省は、下期の太陽光発電製品の価格は下落が続き、多結晶シリコンとモジュールの価格がそれぞれ60%と40%下落し、輸出も減少傾向にあり、ミドルとローエンド製品の生産過剰のリスクに十分注視する必要があると注意喚起した。