香港上海銀行(HSBC)グループ傘下の香港地場系の恒生(ハンセン)銀行は9日、30億香港ドルを上限とした自社株買戻し計画を発表した。
4月10日~9月9日までの5カ月間に実施する。
これを受け、10日の株式市場では同社株が買われ、午後4時時点で前日比約6%高の99.6HKDで取引された。
シティバンクは、同社の買戻し計画についてポジティブなサプライズとし、同業者と比較して株価的には特に魅力的ではないが、利回り率が高くなり、短期的に株価の上昇を押し上げる可能性があると指摘した。
同社今年度の利回り率は6.9%の予想で、自社株買戻しにより、利回り率は8.6%になると見込まれるという。