中国の上場会社、東方時尚駕駛学校(603377)は15日、公告を発表し、支配株主で董事長の徐雄氏の家族から、氏は証券市場操作(相場操縦)の疑いで上海人民検察院から逮捕状が出て逮捕された通知を受けたことを明らかになった。
8月27日、中国証券監督管理委員会はインサイダー取引などを取り締まる新法を発表した。
新法では、上場会社で、現在の株価が発行価格を割り込んだり、PBRが1未満になったり、直近3年間現金配当を実施しなかったりまた配当割合が直近3年間の平均純利益の30%未満の場合、支配株主と実際の支配者は公開市場で自社株を売却してはならないと規定している。
前出、東方時尚支配株主の徐氏はその翌日、公開市場で新法の規定をクリアしていないにもかかわらず、自社株340万株を売却した疑いが持たれている。
東方時尚は2016年2月、発行価格16.40元で上海証券取引所に上場した。