香港証券取引所(HKEX)が3日明らかにしたところによると、年初から月3日までにHKEX上場の37銘柄が上場廃止になったという。
HKEXは2018年8月上場銘柄の上場廃止に関する「上市規則」を修正して発効した。それに伴い2018年上場廃止になった銘柄が4社から、22年にはそれまで最高の47銘柄にまで増えた。
修正後の上場規則では、メインボードの銘柄で取引停止期間が連続18カ月、GEM銘柄で取引停止期間が連続12カ月となった場合、HKEXとして強制的に上場廃止させることができるほか、具体案件を見て上場銘柄の上場資格を取り消すことができると決めていた。
香港市場の取引停止銘柄が頻発することについて、関係者は、上場企業が事情で決算報告を発表できなかったり、または監査機関が決算報告書に署名拒否されたりするケースが多いと指摘。その理由としては十分な運営能力がないペーパーカンパニーが多いからだと専門家は分析する。