業界トップどれを選ぶ? 恒瑞医薬と中国生物製薬

 「恒瑞医薬10倍も上がったよ」。当コラムの会員読者で当社中国投資視察団にも時々参加されるYさんが勉強会でお会いした際に、満足そうな顔で語ってくれました。恒瑞医薬(600276)は上海A株に上場する製薬のトップ企業で、業界では「医薬一哥」(医薬のお兄ちゃん=ナンバーワン)と呼ばれています。Yさんが投資して約5年、株価の上昇とほぼ毎年繰り返される無償増資で株価が約10倍上昇しています。同じく約10倍上昇の中国生物製薬、どれが投資対象として相応しいのでしょうか。

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実績に支えられた株価の上昇 中国生物製薬

 先日このコラムで取り上げたアリババグループの「阿里健康」(0241)は、昨日(3日)前場の終値で株価が前日比11.44%も急騰し、上場来高値をまたも更新しました。中国国家医療保障局が28日、一般的慢性疾患のオンライン再診サービスも医療保障の対象にすることを発表したのを受け、オンライン診療銘柄に買いが殺到しました。「業績が長期安定な株への投資」として取りあげた「中国生物製薬」(1177)も4.4%上昇した後、前日比3%高で同日の取引を終えています。

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業績が長期安定な株への投資

 ついに在宅勤務となりました。感染経路が不明で特効薬がないことも加わって新型コロナウイルスによる肺炎の感染に対して社会全体もある種、恐怖を感じるようになったのです。特効薬ができたらなと誰もが思う時に、中国医療集団(8225)という香港市場の「セント株」が自社開発のRitonavirが「2019-nCoV」に対して治療効果が認められるとの公告を発表し、同社株価は短期間で0.113HKDから2.1HKDへ、何と18倍も急騰したのです。しかし市場では同社の生産体制もできていないことが判明されるとあえなく株価がまた元に戻ったのです。そういった暴騰暴落の株よりも長期かつ安定的に成長する株を物色した方がよっぽど夜も安心して眠れるのではないかと思います。今日はその一つをご紹介しましょう。

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辛抱を強いられる阿里影業

 日本もいよいよ小中学校、高校の臨時休校が宣告され、大人数のイベントの中止が相次ぎされました。映画館は大勢の人が集まる「濃厚接触」の範疇で影響が大きいのではと考えます。中国の映画業界(映画館)が当面の難関を乗り切ろうとEコマースに乗り出したと前回このコラムで触れていますが、では、業界の阿里影業(アリババ・ピクチャーズ)の現状は如何なものでしょうか。

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映画業界がEコマース依存?

 新型コロナウイルスによる肺炎の感染症と闘うアリババやグループ企業の活躍をリポートすると、会員の読者、Iさんから「阿里巴巴影業 (アリババピクチャーズ・1060)」(以下「阿里影業」)に関する情報はないかとのリクエストをもらいました。ご本人が同社株を保有しているのか、それとも株価が安くこれから投資を検討されているのか、詳細を伺っていないが、アリババグループについて取り上げているところなので、ついでにご紹介しましょう。

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