バイオの産業チェーンでどれを選ぶか

 株式市場で医薬品が一つのカテゴリーに分類されていますが、製薬もあれば、医療器械もあり、眼科も整形外科もあってさらにバイオもあるので、カテゴリーは同じでも実に様々なジャンル(領域)があります。ディフェンシブとも言われますが、強力な製品がないと信頼できません。指の血一滴でがんやその他潜在的病気の診断ができると謳って一時人気銘柄となった会社が最終的に製品らしい製品を生み出せず、長い取引停止期間を経て今年の1月上場廃止に追い込まれたケースも見られます。

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評価が高いのには訳がある 薬明生物

 バイオ系企業の株価は最近下落傾向にあるとは言え、PER(株価収益率)は依然高い水準を維持しています。百済神州(6160)や信達生物(1801)、康方生物(9926)は赤字決算でも株価はキープ。11月初めに上場した薬明三兄弟の薬明巨諾(2126)はまだ赤字なのに対して、薬明康徳(2359)は約138倍、薬明生物に至っては約280(分割前は約300)倍まで買われています。

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身売りも考えた薬明康徳 中国市場で起死回生

「薬明三兄弟」を含め、バイオ系関連銘柄はここ最近下落傾向にあります。政府による「帯量採購(集中調達)」の第4ラウンドが11月にも始まり、バイオ系も対象だと伝えられ、いままで集中調達の対象になった化学薬品の薬価は最大90%も値下げが余儀なくされたため、バイオ系企業も懸念され、株価下落に繋がったのです。一方、香港、上海市場がバイオ系企業にオープンになったお陰で業界にバブルが起こったのではとの懸念も広がっています。

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