テスラに挑む「NEV三銃士」 ファンドも注目

 「NEV三銃士」と言われる米上場の北京の「理想汽車(LI.US)」、上海の「蔚来汽車(NIO.US)」と広州の「小鵬汽車(XPEV.US)」が今月初め、今年第1四半期の納車(販売)台数を発表しました。その内、「理想」は334.4%増の1万2579台、「蔚来」は423%増の2万60台、「小鵬」が487%増の1万3340台をそれぞれ記録しています。この発表で1日米市場の「蔚来」と「小鵬」の株価が6%以上、「理想」は2%超上昇しましたが、昨年11月と今年2月の高値からは40%~60%の下落だったのです。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

ICVが台風の目に

 株式市場では、新エネルギー車(NEV)の人気が高いままです。テスラの株価が1年ほどで10倍まで急騰し、時価総額も世界の主要自動車メーカーを足しても余りが出るくらい膨らんでいます。一方、中国の新興NEVメーカー、NY上場の上海蔚来汽車(NIO)の株価も竜巻(台風の目)に乗ったように、昨年1月の4ドル台から今年1月の62ドル(現在40ドル台)まで高騰しました。脱炭素化社会の実現と急速なEVへの移行について、日本自動車工業会会長で、トヨタ自動車の豊田社長はこのほどの記者会見で重大な懸念を示していることに対して・・・

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

「創業時の勇気と決意はまだあるかどうか」 シャオミ

 香港証券取引所は清明節やイースターなどの振り替えも含めて6日まで休場でボードと睨めっこしない分、勉強する時間が増えて嬉しいです。先週は純利益の90%以上を配当に回す中国神華能源(1088)と、売れ行き絶好調ですが、それでも2次創業に挑むシャオミ(1810)を取り上げました。全く違う業界の2社ですが、創業者精神も経営理念もまるっきり違うもので、投資家に選択肢を与えてくれることでありがたいものです。
 「創業時の勇気と決意はまだあるかどうか」。新エネルギー車(NEV)に挑むシャオミ創業者の雷軍は業界参入を決意した時の気持ちをこう表現しました。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

「株主には2倍儲けさせる」 シャオミ実現したか

 「中国神話」こと、「中国神華能源」の20%を超える配当の発表は既存の株主を喜ばせています。しかしカーボンニュートラル(炭素中立)という流れの中でいずれ高い税金を支払うか、またはCO2排出権にお金を支払わされるかになるだろうと思われます。そうした中で注目されるのはクリーンエネルギーですが、株式市場では新エネルギー車(NEV)が関連銘柄としてここ最近「台風の目」となっています。
 業界にはBAT(百度、アリババ、テンセント)のほか、揃って米市場上場の「NEV三銃士」こと、北京の「理想汽車」、上海の蔚来汽車と広州の小鵬汽車もすでに完成車をリリースしています。そこにシャオミが先月30日、NEVに参入すると正式に発表したのです。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ