好景気が続くNEV業界

 「滴滴(DIDI)ショック」以降、テック株の下落幅がさらに拡大しています。東方財富Choiceのまとめによると、今年2月18日の11000ポイントをピークにハンセンテック指数は先週金曜日(7月16日)まですでに30%以上下落し、主要銘柄では、テンセントは34%、アリババは29%、美団は47%、京東は38%、快手は65%とそれぞれ反落しています。業績よりも政策の影響が大きいと考えられるが、業績も良く政策にも支持される業界があります。新エネルギー車(NEV)業界です。

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HKEXにさらに追い風か

 中国配車サービス大手の滴滴出行(DiDi)の株価は先週いったんリバウンドした後、金曜日(16日)再び反落した。中国国家インターネット情報弁公室や公安、税務、市場監督総局など7部門が16日合同で審査チームを同社に派遣し、サイバーセキュリティについて調査を行うことが伝えられたのを受け、同日夜に始まったNY市場で同社株が売られた形になったのです。一方、DIDIとは一見まったく関係のないところの香港証券証券取引所(HKEX)の株価は16日、最大5%以上急騰しました。何があったのでしょうか。

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孫正義氏と同じスタートラインに

 ソフトバンクグループ(SBG)、孫正義会長のアリババへの投資で2千倍以上の利益を手に入れたことが現在も投資家間の語り草になっています。ヤフーへの投資成功でアリババはSBGにとって2匹目のドジョウとなったわけですが、SBG傘下のビジョン・ファンドはアリババに次ぐ2匹目、3匹目のドジョウを狙って中国ではスタートアップ企業を含め、200社以上にも投資しています。このコラムで取り上げた衆安保険や平安健康、貝殻找房、携程など業界トップ企業の株主名簿には、ビジョン・ファンドの名前が見えますが、ここ最近話題の滴滴出行(DIDI)への投資は当初のアリババへの投資よりもはるかに金額が大きいものですが・・・

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