「賭け」の雨潤食品

 破産寸前も不死鳥のように「生」を粘る会社があります。食肉加工大手の雨潤食品(1068)です。「中国投資考察団」の時代に、南京で同社を訪問し、工場内の芝生が一糸乱れず、見事なほどに整えられているのを見て同社株を買った日本人投資家がいました。株価が30香港ドル(以下同)を超えた時代でした。それから間もなく同社流動性問題が発覚し、さらに創業者兼会長の祝義財氏が在宅起訴され、株価が1ドルを割り切って破産寸前まで追い込まれましたが、長い年月を経てここに来てやっと転機が現れようとしています。

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AI+製造業で勝負 創新奇智

 今月27日に香港証券取引所に上場する創新奇智の英文の社名はAInnonationでAI+Innonationの造語となります。創業者で創新工廠(シノベーション・ベンチャーズ)董事長の李開復氏は、起業の初心についてAIを実験室から送り出し幅広いアプリケーション主導のテクノロジーに発展させることだと語っています。

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人工知能のトレンドに乗って

 人工知能(AI)は好む好まざるに関わらず私たちのすぐに身近に迫ってきています。情報収集の関係で時々株式関係のサイトも目を通しますが、株価に関するコメントを最後まで読むと、そこには「この記事はロボットが書いた」とはっきりと表示してあるのを時々目にします。当然中国関係の記事を読むことが多いので常時使うポータルサイトのトップページには中国関係の記事が毎日のように送られてきます。皆さんも一度はホテルを検索すると、調べてもいない旅行情報サイトのバナーがご自身のPCの画面に出てくることを見たことありませんか。裏にはAIが働いているのです。商湯科技(センスタイム)に続き、AIの会社が今度もう1社香港に上場します。

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