3年でEVをラインオフしたシャオミ

 北京国際モーターショーはコロナ禍のため、4年振りに4月25日~5月4日に北京で開催されました。例年だと外国車の展示ブースに人だかりでしたが、今年は国産車、中でもEVに参入して3年で1号車を納車したシャオミの展示ブースには終日人で溢れていました。開幕初日の25日、シャオミ創業者の雷軍氏はシャオミEVのSU7をリリースして28日間で7万5723台を受注したと発表したが、4月30日深夜、同社公式サイトでは受注台数が8万8086台に増えたというので、北京モーターショー開幕から6日間で1万2340台を新たに受注したことが分かったのです。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

EVに多額の投資も利益2倍のシャオミ

 上場企業第1四半期の決算もほぼ出そろい、景気回復の期待と昨年の基数が低かったこともあって多くの企業が増益という好決算を発表しています。前年同期比純利益100倍の快手科技(1024)は別格としても、EVの開発に多額の投資をしているシャオミ(1810)も100%の純利益を作り出したことに市場では驚きの声が上がっています。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

ECは依然成長中 快手科技

 上場企業の実力を見る際、過去の実績だけを見て判断してはいけません。円安で日本の自動車メーカー、N社は数千億円の利益を出しているので凄いなと思ったら、T社は数兆円も出したと発表しているので、横の見比べがないと真の実力は把握しきれないものなのです。中国の電子商取引(EC)業界も高成長性から多くの業者が参入しているが、トップに残るのは数社しかありません。アリババ、京東、PDD、快手の大手4社がこのほど第1四半期(1~3月)の業績を発表したので、横の見比べをしてみましょう。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

純利益100倍の快手科技

 今中国で流行っている「産業」の一つと言えば、ショート動画、人気ある職業の一つと言えば、「インフルエンサー」。参入ハードルが低いがために「一億総インフルエンサー」の時代に突入しています。海外でも知られているのが「TikTok」(ティックトック)で世界でのユーザー数は15億人を超えていると報告されています。国内では、その国内版の「抖音(ドウイン)」のほか、「視頻号(テンセントチャンネル)」や「小紅書(RED)」、「嗶哩嗶哩(ビリビリ)」、「快手(クアイショウ)」などの動画共有アプリを知らない人がいないくらい、スマホの普及でショート動画が浸透し、株式市場でも注目されるセクターとなっています。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ