新語、流行語が世相を反映しています。インターネットの普及で世界がフラット化し、
それまで時差のある流行はいま瞬時に世界中に広がります。
情報伝達には、映像は手っ取り早いのですが、文字も記録として必要不可欠です。
しかし流行とはそれまでにない事象が起きることで「流行」となる所以で、
それまでの言葉や文面で言い表せないものも多く含まれます。
「CHINA NOW」コーナーでは、現在の中国の面々のほか、
そうした世相を反映した流行語もピックアップして世の中の様子を伝えて参ります。
このコーナーには、多くの外部ライターにも参加してもらっています。
彼らの見る日本と中国とは。
中国人観光客 何にお金を一番使っている?
「世界の歩き方」を片手に自由気ままに海外旅行を楽しむ中国人観光客が急増している。
2015年その人数は8000万に達し、そのための消費は2014年比で24.1%増の
1万1625元(約204,000円)になることが明らかになった。
これは中国の大手旅行専門ネット「螞蜂窩」と中国旅行研究院が
2015年12月共同で発表した『世界旅行報告2015』で明らかにしたもの。
同調査によると、中国人観光客による世界自由の歩き方の消費の内訳は次の通り。
ショッピング55.8%、飲食10.5%、交通費13.1%、宿泊9.7%、その他は10.9%で、
ショッピングの願望は宿泊、飲食の5倍も大きいという。(巴)
風水の香港: 投資も風水?
何でも風水ありきの香港。
大手投資銀行のCLSA Asia-Pacific Marketsはこの程、年に一度の「風水指数」を発表した。
1992年初めて発表されたこの風水指数。
この年は五行の中で土に当たり、干支は酉なので土の酉に当たるという。
また今年は未で、五行の木に当たり、土の酉と木の未は相克関係になり、
ハンセン指数は大きく上昇しない反面、大きく下がることもなく年中ピークに達するだろう。
今年の風水に基づき、CLSAは今年の投資タイミングと投資セクターを次のように指南している。
2月は小売業に、3月は不動産業に、4月は再生エネルギーに、5月は金融とテクノロジーに、
6月はテクノロジーと公共事業に、7月は内陸の不動産に、8月金融業に、
9月は不動産と小売業に、10月は国際商品に、11月は小売業に、
12月は国際商品と不動産に、また来年の1月は金融業に、投資するのがベターだろう。
2015年はチャンスもあるが、同胞間のトラブルも予想され、ダウやFTSE、日経総合や
深セン総合とも乖離し独自の動き方で年中に最高の26500に達してその後下がってくるだろう。
トラブルも予想されるが、しかし、年柱と時柱に午と未が鎮守し、
日柱と月柱に猪と寅が暗中補佐しているのできっと良いパフォーマンスも見せてくれるだろう。
20回以上も発表されたこの風水指数だが、当たった年はほとんどないと言われるにもかかわらず、
毎年定期的に発表されるのもいかにも香港らしいところだなと思う今日この頃である。 (虹)
流行語:「奥托」(発音:アウトゥ)
先日こういう文面を目にした。もちろん中国語である。
「人間は夢を持つべきである。現在学歴があって能力のない人はいっぱいいる。
そういう人がきっと淘汰されるだろう。
・・・しかしなぜ自分が淘汰されるのかもよくわからない人、
その人はきっと『奥托了』」と最後は3文字で締めくくっている。
考えた末に、なるほどと、OUT(時代遅れ)を表現した当て字だったのだ。
そう言えば、最近やたらと聞くので、漢字にすると、面白いんだね。 (巴)
松下塾を目指す?
湖畔大学開校へ 初代学長に馬雲(ジャック・マー)氏就任
2015年1月26日、杭州西湖の畔に、アリババのジャック・マー会長、復星集団の郭広昌董事長、
銀泰集団の沈国軍董事長、清華大学経済管理学院の銭頴一学長、北京大学光華管理学院の蔡洪濱学長など
企業家6名と学者2名が湖畔大学プロジェクト始動式に参加され、湖畔大学がスタートした。
![湖畔大学発起人メンバー (From 中国証券網)](https://www.keika-corp.co.jp/wp-content/uploads/2014/08/湖畔大学.jpg)
企業家の呼掛けでスタートした湖畔大学は次世代の企業家訓練を目的とし、
新しい商業文明の提唱とデッドラインの死守、パーフェクトな社会を目指すとしている。
初代学長にジャック・マーが選出され、ドメインをhupan.comとしている。
始動式後、全国の企業家48名の面接が行われ、その内35名が合格者として選ばれ、
旧正月後の開校時に入学される。
全コースは3年間で、受講料は28万元、公益性と非営利性を大学の運営方針とするという。
世相:通勤時間ランキング
中国50の都市の通勤所要時間(平均)ランキングがこのほど明らかになった。
トップに立つのは北京の片道52分で、距離は19.2キロ。2位の上海は片道51分で、
18.82キロ、広州は片道46分、15.16キロで5位にランクインされた。
これは検索最大手の百度がネットアンケートを行い、調査した300の都市のデータを集計した結果で、
上位50の都市の平均通勤時間は28分で、距離は9.18キロだったという。
また車通勤の時間は平均23分で距離は8.11キロだった。
また北京はビジネスエリアとベッドタウンが最もはっきりと分かれている都市で、
片道50キロ以上の人も多くいるという。
人口増に伴い、北京の都市圏が現在も拡大中で、
東京の後を追い100キロ通勤も日常として訪れるかもしれない。(虹)
![成都市内の通勤風景](https://www.keika-corp.co.jp/wp-content/uploads/2014/08/成都通勤風景.jpg)
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「 徐さんのコラム記事」
経済誌や外部サイトへの徐さんの連載記事です。
![毎週木曜日連載中](https://www.keika-corp.co.jp/wp-content/uploads/2014/05/Capital-Weekly_20140529-253x300.jpg)
![香港経済誌「Capital Weekly」に登場](https://www.keika-corp.co.jp/wp-content/uploads/2014/05/Capital-Weekly_20140529号-237x300.jpg)
1.「徐さんの中国投資最新レポート」(清話会ブログ)