「東京-北京フォーラム」が今月初めに東京で開かれました。今年は20回目を迎えるが、日中関係が厳しい中でも今年は有識者100名以上も参加し、両国の「戦略的互恵関係」の推進に一致していると報じられています。両国は「引っ越しのできない隣人」のせいか、奇しくも11月から2回立て続けに中国経済の現状についての講演依頼を受け、中国に依然関心が高いことが伺えます。
「徐さんの中国株」は株式に焦点を当てているコラムですが、この1年を振り返ると、株式に留まらず、まさしく世相を映す内容になっているなと、講演依頼が相次ぐ理由についても合点したものです。
「徐さんの中国株」は会員向けの有料コラムとなっておりまして、書き出し(リード)の部分だけ一般でも読めるようになっています。そのリード部分だけでもどのような内容になっているのか凡そ推測はできます。それを基にして中国経済についてスピーチをしてくれと頼んでくれていると思いますが、年初から実に中国経済の推移を株式を軸にして追いかけていることがわかります。
例えば、「過去1年の儲かる業態と企業 群雄割拠も」(1/5)では、ゲーム、電子商取引、新エネルギーは儲かる業界のトップ3に並んでいることをご紹介しました。
そして、投資、輸出、内需という経済成長をけん引する「トロイカ」の中で唯一成長を維持している中で、輸出の「新三様(新たな定番3品目)」として電気自動車(EV)、リチウムイオン電池、太陽電池のほか、今後3年間の輸出注文で手一杯で、現在世界一にもなる造船業を連続して取り上げています。
国内経済に関して、コロナ後の観光需要や「低空経済」、学習塾の復活を巡って関連銘柄を複数紹介しています。
もちろん従来から関心のある医薬品メーカーや資源関連銘柄を忘れてはいません。本決算や半期決算等の時には実績の紹介や見通しについても随時取り上げてきました。
また従来関心のある高配当銘柄として中国神華能源や中国海洋石油、HKEX,HSBC、平安保険などを引き続き掘り下げています。
今年の中国株のハイライトは何と言っても9月末からの大相場。これをリアルタイムで「官製相場」と定義し、注意を呼び掛けたことは「徐さんの中国株」の自慢するところかと率直に感じました。香港市場について売買高が通常1千億香港ドルのところが6千億も突破したことで危険水域だとして指摘し、現在は皆さんもご覧の通り1千億香港ドル前後で落ち着いています。
さらに何より技術的進歩により、人工知能(AI)の応用シーンが一段と拡大し、年央に百度(バイドゥ)のロボタクシーから年末にかけて自動運転関連の複数の銘柄を取り上げさせてもらいました。
年間を通して注目銘柄として60以上をリアルタイムで紹介しているので、「四季報」の代わりにでも使えるのではと自負しています。
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