「中国株で一億円儲かった」はもう古い

情報氾濫の時代です。テレビや新聞のほか、インターネットのポータルサイトや自媒体と言われるブログ、SNSなど新聞を読まない人やテレビを見ない人でも、一日の内、100本以上は新しい情報に接しまたは更新されていくでしょう。雑学を好きな人は尚更です。

 

そうした中で、最近「干貨」と「深度」をタイトルにつけた中国関係の情報が増えています。「深度」は文字通り、深く掘り下げたもので、また「干貨」(GAN HUO)は「干物」または「乾物」そのものですが、晩酌の肴ではありません。水分のない、真価を備えたものと言う意味合いで使われている言葉です。

 

「中国人アナリストが見た日本」の中で、日本の証券会社の中国関係レポートのページビューは、わずか5、6回、その内半分は自社社員によるアクセスだという件はありましたが、さすがの私でも驚きを隠せなかったのです。そのことをたまたま来社した方とお話をしたら、「そのレポートには中味がないんじゃないか」と言うことを話してくれたので、半ば理解したつもりで頷いたのです。

 

中国人アナリストのレポートで、2015年までに中国投資ブームともありましたが、これまた認識不足で、中国投資ブームは2007年、更にさかのぼると2000年から2001年あたりが「私は中国株で一億円儲かった」というフレーズが流行った時期があり、一大中国株ブームだったと言えます。

 

しかし、当時中国株の極意などという本が並んでいた本屋の店頭には、その後中国経済悲観論や中国崩壊論の本がずらりと並べるようになり、中国株から敬遠される投資家も増えていることが伺えます。

 

「中国株で一億円儲かった」と言うフレーズも信用されなくなったし、逆に「昨年1本(1億円)納税したよ」と、飲みながら「告白」してくれる投資家もいて、一億円の儲けなんて大した自慢話ではないと、皆様の成長ぶりとその成果を見せてくれたのです。

 

何を言いたいかと言うと、「徐さんの中国株」を発信して5年目に入りますが、多くの皆様に愛読され、また皆様に支えられながら今日に至っていることを感謝の気持ちをお伝えしようと思ったのです。

 

「徐さんの中国株」からスタートし、現在、「京華メルマガ」や「中国企業情報」、「中国経済News & topics」と情報を充実させながらの発信に至っていますが、もし「徐さんの中国株」などのページビューは5、6回しかなかった場合、京華創業はその後どうなったんだろうなとふと思いましたが、中国経済や株式市場の最新情報の絶え間のない発信と他社にない情報力、そして水分のない「干貨」が投資家の皆様に「真価」を認められたのではないかと思うようになり、「継続は力なり」と決意を新たにしています。

 

中国株式市場の情報を発信していますが、中国株至上論者ではありません。相場低迷の時には持ち株を検討し、大相場を迎えようとしたら、チャンスを狙おうと市場を見ながら発信していますが、総じて言えば、マイナス金利の市場で投資をされるか、減速したとは言え、成長産業が目に見えている市場で投資されるかを考える際、チャンスの多い所でした方がお得なのだと言うのが持論です。今後とも、「徐さんの中国株」、「中国企業情報」を

ご愛読、そしてご購読宜しくお願いします。

<勉強会のお知らせ>

 

次回の中国勉強会は10月6日(木)銀座の天厨菜館で開催します。

 

中国株式市場の最新情報を知りたい方や投資の達人との情報交換をしたいという方もどうぞご参加ください。

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