テクノロジーで信用確立へ アント・グループ

 商売で難しいのは契約(注文)を取り付けることではなく、売掛金を最後まで回収することです。商社時代、売掛金の回収は6カ月後になるのも珍しくなく、それでもあまり信用のない顧客には「現ナマ」以外、売掛さえしないのも日本的慣習で信用は商売の根本であることは浸透されています。営業マンが一生懸命セールスして、顧客から「よし、分かった」の一言で、99%契約成立を意味するものですが、中国では、食卓で乾杯して「よし、お宅のモノを買う」と大きな声で約束しても、商売はまだスタートライン。回収にはさらにその百倍の労力を要します。アント・グループはその信用問題を解決しようとするところに企業価値があるものと考えられます。

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