ディフェンシブ?シクリカル?

 東莞、珠海を訪問する4月の投資視察団をメールでご案内したのは2月16日。その2日後、2月18日、中国政府は「粤港澳大湾区発展計画綱要」(広東・香港・マカオビッグベイエリアの発展計画に関する綱要)を発表しました。
 ビッグベイエリアとは中国の南、珠江デルタ地域にある広東省の9市(広州、深圳、仏山、東莞、恵州、中山、珠海、江門、肇慶)と隣接する2つの特別区香港、マカオとの協力を一層強化し、投資とビジネス環境をさらに最適化して大湾区の市場一体化レベルを今まで以上に引き上げ、国際化した市場規則や基準と全面的にマッチングしたマーケットを作ることが目的とされます。
 視察団企画の際、どこのエリアのどの会社を訪問するか、念入りに検討するのですが、大湾区計画は2017年3月の全人代「政府活動報告」で明確に打ち出されたのですが、しかし具体的にそれぞれの都市機能や担当、目指す目標などプランを練るのに時間がかかって、昨年香港・広州間高速鉄道が繋がり、また香港・マカオ・珠海を結ぶ世界最長の海上大橋の開通で2区9市がついに2~3時間圏内に入りいよいよ具体的計画発表の機が熟してくるという時期を狙って視察団の訪問都市を決め、皆様に案内したところ、上記政府の「発展計画綱要」が発表されたのです。
 ビッグベイエリアの2区9市の「顔ぶれ」を見てもわかるように、今後10年や30年、中国ひいては世界で最も経済的活力のある地域になるだろうと簡単に推測できます。しかしこういった地域をただの観光で行ってみても「なぜこうなったのか」、「これからどう変わっていくのか」は分かるわけがありません。そのようなことで4月の視察団は17日に出発し東莞と珠海に宿泊して現地の会社を訪問し、20日に帰国する3泊4日のコースを企画しました。

 

 では、どこを訪問するか、参加を検討する方が当然考えることで、さらに「寝ていてもお金が転がり込んでくる」ような会社があれば、なおいいなと夢を膨らませるのですが、そのような会社は調べるとあるものですね。
 上の罫線をご覧ください。訪問予定の会社の8年チャートで株価は途中で浮き沈みはありますが、時間軸を長くすると右肩上がりで動くことは見て取れます。
 4月18日、この会社を東莞で訪ねに行きます。以前から訪問したい会社だったのですが、ビッグベイエリア計画発表でタイミングもよく、現地最新情報を得るのに絶好のチャンスです。ビッグベイエリアの中でも、同社は香港、深圳、東莞、広州を跨ってビジネスを展開し、ディフェンシブとシクリカル要素を兼ね備えた珍しい銘柄(会社)です。一緒に訪問したい方はどうぞ声をお掛けください。まもなく締め切りになります。

*第25回京華投資視察団は4月17~20日にて開催。企画は京華創業、手配は阪急交通社。詳細は右上、「投資視察団募集」をご覧ください。

 

 

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