不動産バブルの崩壊か

 中国恒大集団の前首席エコノミスト、同経済研究院院長の任澤平氏(2017年12月から2021年3月まで同職)のグループは今年の6月「中国住宅ストックレポート2021」を発表しました。それによると、2020年の中国の住宅時価総額は62兆6千億ドルで、米国の33兆6千億ドル、日本の10兆8千億ドル、英仏独三カ国合計の31兆5千億ドルを大きくリードし、GDP比では、中国は4.11倍、米国の1.65倍、日本の2.16倍、ドイツの2.71倍、英国の3.39倍、フランスの3.54倍を上回るとし、2008年の金融危機前後の米国住宅時価総額対GDP比では最高で1.69倍、1990年代日本のバブル崩壊前の同比率は3.91倍だったというので、中国の不動産は人類経済史上最大のバブルではないかと、同レポートを読んだ識者は指摘しています。

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