香港市場 IPO調達額世界一 デロイト発表

4大会計事務所の一角であるデロイト中国が17日、今年香港市場の新規株式公開(IPO)による資金調達額は世界一とのレポートを発表した。
それによると、中国鉄塔(0788)や小米科技(シャオミ・1810)、美団点評(3690)など「新経済」(ニューエコノミー)企業が相次いで香港市場に上場し、巨額の資金調達を実現したことで、IPO件数と資金調達額は今年、世界一となる見込みだという。
デロイト中国は12月14日までの市場情報を基に、今年、香港市場の新規上場株は前年比29%増の208銘柄、資金調達額は前年比123%増の2866億香港ドルに達すると予測した。その内、調達額の70%以上は内陸からのニューエコノミーや種類株など新規上場によるものだという。
統計によると、今年、IPOによる資金調達額の上位5位に入った取引所は香港、ニューヨーク、東京、ナスダック、上海の順となる。