国産化期待のSMIC

 「金山雲」のように米で上場したい会社もあれば、米で上場済みだが、自ら撤退した会社もあります。中芯国際(SMIC)がその内の1社です。
 米トランプ政権は15日、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に対して新たな輸出規制策を発表し、その影響で米半導体関連株やETFが大きく値下がりしたが、香港上場のSMICの株価は逆に2005年以来、15年振り高値を更新したのです。いままで視察団で2度同社を訪問し、その業績に私も関心を持っていたのです。

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大株主の庇護のもとで 金山雲

 金山雲(キングソフトクラウド)は金山軟件(キングソフト・3888)のクラウド部門がスピンオフしてナスダックに上場したのは今月8日(金)。公募価格17ドルに対して約20%高の20.37ドルで寄り付いた後、高値をキープしたまま大引けを迎え、終値は40.24%高の23.84ドルで取引を終えましたが、翌11日(月)もさらに8.93%高で買われる人気ぶりだったのです。背景には、

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「4番目の金の山」 金山雲 キングソフトクラウド

 「新型コロナウイルスの影響で、上場計画は白紙になるのではないかと心配していたが、機関投資家などと意思疎通したところ、市場の反響は相変わらず強いことを強く感じたので予定通り推進した」。8日ナスダック上場の金山雲(キングソフトクラウド)董事長の雷軍氏が振り返った。8日シャオミ(1810)の株価が10%以上も急騰した背景に、同じ日に金山雲の上場が決まったことも要因の一つとして挙げられます。これで雷軍氏配下の上場会社に、金山軟件(キングソフト・香港)、小米(シャオミ・香港)、金山弁公軟件(Kingsoft Office Software・上海科創板)に続き、4社目となるため、「4番目の金の山」と例えられています。

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このまま勢いづくか シャオミ

 シャオミの株価は凡そ1カ月半ぶりに11香港ドル(以下同)台を回復しました。世界的調査会社が発表した第1四半期世界スマートフォンの売れ行きランキングトップ10の内、シャオミブランドの3機種がランクインされたことや、同社が発表したゴールデンウイークの期間中(5月1日~5日)、同社リアル店舗「小米之家」の100店舗が同時に営業再開し、来店客は360万人に上り、売上高が前年同期比13%増などが追い風となり、8日(金)の取引時間中に最大10%以上急騰しました。シャオミの株価はこのまま勢いづくのでしょうか。

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