オンライン診療か電子商取引か

 インターネット医療銘柄として上場した阿里健康と平安健康、京東健康の3社はオンライン診療の時代を代表する銘柄として期待されていたが、3社の決算を横に並べてみると、それぞれの特徴が見えてきます。(以下、それぞれ「阿里」、「平安」、「京東」と略す)

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

インターネット医療3強決算出揃い 強いのは

 オンライン診療は時代の流れ。河野行革相は8日の記者会見で初診からのオンライン診療の恒久化を来年度中にも開始する計画を明らかにしました。コロナウイルス感染症の大流行でオンライン診療が見直され、関連銘柄の株価が昨年大きく上昇しました。5月25日、阿里健康(アリヘルス)の本決算発表をもって、インターネット医療3強(阿里健康、京東健康、平安健康)の20年度の本決算が出そろったのです。3社の決算をどのように読んだら良いのでしょうか。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

美容医療系大株主売却で下落も 上場申請続く

 中国A株市場で、新エネルギー車関連とともに、今年市場で注目され、株価が全面高を呈していたのはメディカルエステ(美容医療)関連銘柄です。A株でこのコラムではあまり取り上げていないため、見慣れないかもしれないが、深圳市場上場の朗姿股份(002612)や奥園美谷(000615)、哈三聯(002900)など株価が4倍から8倍以上も上昇した関連銘柄は7日揃ってストップ安となったのです。5月に入って株価が史上最高値を記録したこれら企業の創業者一族の大株主は揃って売却を発表したからです。その影響で業界に新規参入の四環医薬の株価も4HKDの一歩手前で上昇が止まり、ここ数日下落に転じています。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

アナリストレポートはシグナルの一つ

 株式投資で決算書を分析するほか、アナリストレポートを参考にする投資家も多いかと思います。羅欣薬業が公開買付(TOB)で上場廃止にした理由の一つに、出来高が少ないことが挙げられます。同社はGEMからメインボードへの指定替えを何度も申請するもいずれも却下され、IPOでの調達資金は数千万香港ドルだったのに対して、上場後の配当金だけで数億香港ドルに達し、GEM市場に留まる意味がなくなったと判断して上場廃止を決めたという経緯がありました。なぜGEMに留まる意味がなくなったかというと、

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ