「創業時の勇気と決意はまだあるかどうか」 シャオミ

 香港証券取引所は清明節やイースターなどの振り替えも含めて6日まで休場でボードと睨めっこしない分、勉強する時間が増えて嬉しいです。先週は純利益の90%以上を配当に回す中国神華能源(1088)と、売れ行き絶好調ですが、それでも2次創業に挑むシャオミ(1810)を取り上げました。全く違う業界の2社ですが、創業者精神も経営理念もまるっきり違うもので、投資家に選択肢を与えてくれることでありがたいものです。
 「創業時の勇気と決意はまだあるかどうか」。新エネルギー車(NEV)に挑むシャオミ創業者の雷軍は業界参入を決意した時の気持ちをこう表現しました。

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「株主には2倍儲けさせる」 シャオミ実現したか

 「中国神話」こと、「中国神華能源」の20%を超える配当の発表は既存の株主を喜ばせています。しかしカーボンニュートラル(炭素中立)という流れの中でいずれ高い税金を支払うか、またはCO2排出権にお金を支払わされるかになるだろうと思われます。そうした中で注目されるのはクリーンエネルギーですが、株式市場では新エネルギー車(NEV)が関連銘柄としてここ最近「台風の目」となっています。
 業界にはBAT(百度、アリババ、テンセント)のほか、揃って米市場上場の「NEV三銃士」こと、北京の「理想汽車」、上海の蔚来汽車と広州の小鵬汽車もすでに完成車をリリースしています。そこにシャオミが先月30日、NEVに参入すると正式に発表したのです。

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配当神話の中国神華能源

 百度(バイドゥ)など中国概念株暴落の理由が少しずつ水面下から浮上してきました。海外メディアや日本の一部メディアでも「クレディSと野村、多額の「損害」も-アルケゴスのポジション」、「何があったのか…野村HD「2200億円」巨額損失の衝撃!」、「三菱UFJ証が330億円の損失も、アルケゴス関連取引で」などの見出しで共通のキーワードに「アルケゴス」を取り上げています。ヘッジファンドで「危険なほど」のレバレッジを効かせたポジションが強制的に解消されることで百度など中国概念株が大量に売りに出されています。
 レバレッジは儲けの時は利益が大きいが、失敗したら無一文になるだけではなく、多額の負債を背負わされることもあり、素人が手を出すゲームではありません。「資本の饗宴」で熱くなった頭を冷やすために今日は配当神話の中国神華能源(1088)をご紹介します。

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備えあれば・・・中国概念株暴落

 中国概念株の香港回帰の勢いは止まりません。このコラムだけでも、百度(9888)や汽車之家(2518)、ビリビリ(本日、29日上場)を立て続けに紹介しています。セカンド上場が相次ぐため、ビリビリの主幹事証券会社は香港証券取引所への資料で、ビリビリのことを「百度」と間違えて提出したハプニングまで起きて話題となっています。しかし、中国概念株は本場米市場もセカンドの香港市場も先週大暴落しています。米証券取引委員会(SEC)が「外国企業説明責任法(HFCAA)」を24日(日本時間25日)・・・

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