「休むも相場」 チャンスとリスクが背中合わせ

 中国ではまだ春節(旧正月)連休の最中ですが、4日は北京冬季五輪が開幕、そして香港市場は本土に先駆けて「大発会」が開かれます。国際市場では、原油価格が7年4カ月振りに1バレル90ドルを突破しました。中国株はまもなく本決算の時期を迎えますが、エネルギーセクターでは、電力株の減益に対して石炭株は増益、そして石油株が潤って中国石油(ペトロチャイナ・0875)は年間を通じて約80%上昇(「中国石油A/H株とも年初来高値 第1四半期黒字転換」ご参照)してブルーチップの中で値上がり率でパフォーマンストップの座に就いたのです。

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デジタル人民元 コインの裏表

 中国は春節(旧正月)の最中で、市場もおやすみモードです。今年は冬季五輪(2月4日)もあって北京では爆竹が禁止され、コロナで人の移動もだいぶ制限されているようで、お正月ムードはと言えば、SNSで新春の挨拶程度でしょうか。人民銀行は1月、昨年末までのデジタル人民元の実証シーン(場所)は808万5100カ所になり、ウォレットは2億6100万個、決済金額は875億6500万元に達したと発表し、実績をアピールしましたが・・・

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法定通貨と決済ツール

 デジタル人民元は1月4日、人民銀行により主要アプリストアにオンライン化し、上海、深圳など10の都市と冬季五輪会場エリアで正式に運用が始まったのです。国が主導する暗号通貨として主要国では初めてで内外から注目されています。電子決済はかなり浸透してきているのに、なぜまたデジタル人民元なのでしょうか。

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