スリランカを見に行きませんか

第19回京華投資視察団はスリランカと上海を見に行くことになりました。スリランカには2014年3月、ちょうど3年前になりますが、第6回視察団で20数名の団体で一回訪問したことがあります。スリランカは面積にして凡そ6万5,600平方キロメートルで北海道の8割くらいの大きさですが、世界遺産は八つもあります。3年前の訪問で、世界遺産の町、中部のキャンディーとインド洋を一望する南部のゴールを訪問しました。しかし、地上200mの空中都市、シーギリヤロックまで行くことができず、あれ以来ずっと心に残ったままです。

%e6%9d%b1%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%89%e4%bc%9a%e7%a4%be%e7%b4%8b%e7%ab%a0東インド会社の紋章(城壁に残されている)

スリランカは1948年イギリスの植民地統治から独立し、セイロンとしてスタートしました。1972年国名をスリランカ共和国に改称し、資本主義の導入や経済の自由化が始まったのですが、民族間の対立で、1983年から26間に及ぶ内戦に突入しました。2009年長年の内戦が終結し、経済の立て直しを始め、国内総生産は年間7~8%の伸び率で成長しています。

親日国家としても知られ、1951年、サンフランシスコ講和会議に出席したジャヤワルダナ蔵相(後にスリランカ第2代大統領就任)は「憎悪は憎悪によって止むことはなく、憎悪をすてることによって止む」という仏陀の言葉を引用して対日賠償請求を放棄する演説が現在でも語り継がれています。

内戦の中でも日本は同国を、経済援助を続けてきましたが、内戦終結後の2009年から以降、中国が同国のインフラ整備に進出し、日本を上回る援助を行い、現在は中国が最大の援助国となっています。

3年前、日本語を教える小学校を訪ねたり、コロンボ証券取引所も訪問しました。東南アジアの他所の国と比べて外貨の規制も少なく、町中にはHSBCやスタンダードチャータード銀行の看板も随所に見られ、植民地統治時代の面影が今も残されています。道路には信号こそ少ないものですが、しかし歩行者が道路を渡しているのを見ると、バスでもタクシーでも必ず止まって待っていてくれた様子が現在も記憶に残っています。

昨年の3月、10年振りにインドを訪問しましたが、隣接する二つの国で、食生活こそ近いものがあっても宗教が違うし、経済や文化、教育では大きな違いを感じさせてくれました。

以上のような理由で再度同国を訪問することにしました。3月19日(日)日本(成田と関空)を出発し、上海で乗換え(トランジットで)コロンボに当日の夜、入ります。コロンボ近くのネゴンボで一泊して、翌日紅茶プランテーションでも有名なキャンディー経由、シーギリヤに入り、3日目の午前中、まだ涼しいうちに世界遺産のシーギリヤロックをご案内します。そしてコロンボに戻り、4日目に証券取引所や地元住民の暮らしぶりが分かるようなショッピングモールなどを見ていただきます。夜には深夜便で上海に飛び、会社訪問などして3月24日にそれぞれ出発した空港に戻る効率の良い5泊6日の行程となります。3月はちょうど上場企業の決算発表の時期でもあり、上海でそのような情報を仕入れたいと期待しています。

ご都合のつく方はぜひご一緒ください。

 

 

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