大連と瀋陽を見に行きませんか

次回、第18回京華投資視察団は

11月20日(日)から26日(土)にかけて

大連、瀋陽、天津、北京の順で見て回ることになりました。

大連、瀋陽、天津はいずれも日本と縁の深いところで、またなじみのある町です。企業訪問の合間に名所の観光をしたいと旅行社に依頼したところ、上がってきた日程表には、旧日本人街、旧満鉄本社、旧大和ホテル、203高地など日本人のための観光コースがずらりと並んだ予定表が送られてきました。旧日本人街もあるくらいで、当時の大連にはかなりの日本人が住んでいたと思われます。

日進月歩で開発が進んでいる大連で、これらの遺跡もいつまで保存されるか、無くなる前に一度は見てみたい気持ちはあります。

大連には、また中国最初で最大の日系工業団地があることでも知られ、「団地」という言葉が中国に定着させたきっかけでもあったのです。かつて投資考察団で、和牛飼育の中国人実業家経営の牧場を訪問したことがありますが、町中の飲食店やスーパーなどでは日本語が大抵通用することに驚いたことがあります。

瀋陽は日本統治時代に築き上げられた重工業の基礎があって工業中心の町で、自動車など上場企業のほか、中国最大のビール会社、雪花ビール(上場の華潤ビール)の醸造所があります。

街には、今から400年ほど前、清の開祖、ヌルハチ時代に作った宮殿、瀋陽故宮(Mukden Palace)があり、北京に遷都してから離宮となって使われ、歴史の重みを感じさせてくれる町でもあります。

一方、天津は北京の海へ出る玄関口で、列強が通商のため、天津に租界地を租借し、貿易をしていたのですが、そのため、天津には洋風の建物が現在も残されています。

11月20日(日)から26日(土)までの6泊7日の日程で、初日は成田と関空から大連に直行便で飛び、翌日は工業団地などを訪問し、遺跡などを見て回ります。大連に2泊した後、瀋陽に向かい、企業訪問したあと、瀋陽故宮などを見学して天津に向かいます。天津で1泊し、上場企業を訪ね、旧租界の界隈を散策して専用車で北京までご案内します。北京で2泊し「中国企業情報」と取り上げた企業を訪問した後、それぞれ出発した空港に戻る視察団レギュラーの日程です。

この原稿を書いている時に中国保険業監督管理委員会が「保険資金の上海香港ストックコネクト投資テストに関するガイドライン」が発表されたとの情報が届きました。日本のGPIFに匹敵する保険金の運用先に、上海香港直通車の株式も対象になるということで、香港市場への保険金の流入がいよいよ現実化されます。

2015年の保険業の総資産は12兆4000億元、株式などハイリスクハイリターン商品への投資はその30%を上限に解禁されることになります。つまり3兆7200億元の資金が株式への投資が可能となり、その一部でも香港市場に流れれば、一日の出来高700~800億HKDのマーケットにとってかなりのインパクトだと見られます。

8月16日に深港通が発表されてから昨日(8日)まで香港株の買越額は合計408億元に達し、ハンセン指数は連日高値を更新しています。いままで「損ばかりしていた」という方には、

「いつ投資するか、今でしょう」という言葉を

お送りしたいと思います。

視察団出発の11月20日ごろは深港通が開通されるだろうという時期と重なります。大連、瀋陽、天津、北京の視察団に関心のある方はどうぞお問い合わせください。詳細のご案内を差し上げます。

私でも常に情報のアップグレードを心がけています。

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