株価は昨年末から上がったが、まだまだ安い

 5月3日は憲法記念日で、世界報道自由デーでもあります。中国の大手メディアは同日「杭州市国家安全局はインターネットを利用して国家転覆を扇動した容疑で馬某某容疑者に対して強制措置を」という見出しで報道し、多くの地方紙やポータルサイトも相次ぎこれを転載しました。「杭州市、インターネット、馬氏」というキーワードがあってこれは杭州市に本拠のあるアリババ創業者の馬雲(ジャック・マー)に間違いないと早速噂が広がり、アリババの株価が一気に9%以上急落。「噂で買って事実で売る」とはちょうど逆のことが起こり、のちに「馬某某」は温州生まれのテック企業の幹部で過激な発言で逮捕に繋がったことが分かり、アリババにとってはフェイクニュースだったことで同社株がその後買い戻されたことで一件落着しました。お金は臆病なもので疑心暗鬼で逃げるものですね。

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