目先の利益に捕らわれるな 吉利汽車の事例

 中国の自動車業界では、国産車のことを「民族品牌または自主品牌(民族ブランドまたは自主ブランド)」と言います。自主ブランドの御三家と言えば、BYD(1211)、吉利汽車(0175)、長城汽車(2333)の3社ですが、今では、合弁に出資など国産車の線引きが難しいくらい協力体制が進められています。王伝福、李書福、魏建軍の3人がそれぞれ白紙で起業したことでそう呼ばれていますが、21年に株価がそれぞれ高値を更新した後、BYDだけが引き続き高値を更新していくのに対して吉利と長城の株価は高値になる前の水準に逆戻りしています。それには訳が。

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