起死回生になるか――雨潤食品

 肉食加工の雨潤食品(1068)の株価は23、24の二日間で38%も反転し、年初安値の0.62HKDから24日の高値1.35HKDまで2週間弱で倍以上急騰したのです。肉食加工では、かつて「双匯発展」(現「万洲国際」――12月17日「徐さんの中国株」でレポート)と「雨潤食品」の2雄が競い合っていましたが、後者は色褪せてシェアも取られ、かつての栄光は「歴史」になってしまったのです。栄光からの転落はまた10年を要しませんでした。

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化石燃料車の次は電気自動車――BYD

 BYDの話しに戻ります。「中国電気自動車百人会フォーラム」に出席したBYD会長の王伝福氏は、2018年の中国の自動車市場は28振り前年比マイナス成長だったのに対して、電気自動車は前年比60%以上の成長だったことを念頭に、中国の電気自動車市場は爆発的な成長を迎え、2030年に自動車の全面的電気化は完全に可能なことだとの見通しを示しました。しかし、株式市場ではBYDを含め、自動車株は昨年末から低迷を続けています。

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不動産 風向きの変わる年に

 「次回は不動産企業を視察のコースに入れてくれないか」と、当社投資視察団参加の方からこんなリクエストを受けたことがあります。ご本人は不動産経営の方でそう考えるのも至極当然のことです。不動産企業の株価がここ数年大いに上昇しましたのでより一層魅力を感じられたのでしょう。しかし不動産業界の風向きが今年でいよいよ変わるだろうと感じます。

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