平安保険は国有企業か

 中国株投資の際、投資先企業は国有企業なのか、それとも、民営または合弁、外資系なのかを先に見るだろうと考えます。すべてそうなのかとは言い切れませんが、これまで訪問した原子力やエレベーターなど有力視された上海電気や「中国製造2025」の恩恵を受けるだろうと見られた重慶機電など国有企業の株価は鳴かず飛ばずの状況が数年も続いていました。中国平安保険は国有企業なのかとよく聞かれますが、実は・・・

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3年振り安値の平安保険 重しは

 中国平安保険は2004年6月に香港市場(H株)に、2007年3月に上海市場(A株)に上場しています。香港上海銀行(HSBC)が2002~05にかけて平安保険の株式19.9%を取得して筆頭株主になり、18年平安保険がHSBCの株式5%超(現在8%)を保有して立場を逆転したことを「十年一昔 立場逆転の平安保険とHSBC」(17年12月8日付)と「中国平安保険、HSBCの筆頭株主に返り咲き」(20年9月28日付)で報告しています。かつての主の主になった威光を持ってのことなのか、この年、平安保険は華夏幸福の2位の株主に買って出たのです。

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財務投資のつもりが筆頭株主に

 中国平安保険(2318)の自社株買いは現在も続いています。そして創業者の馬明哲氏は今月3日の4万株に続き、7日も自社株同じく4万株を買い戻したことが明らかになっています。決算報告で発表した50億~100億元の自社株買いの資金は9日現在すでに29億元投入していますが、株価は依然低迷し、下支えの効果は十分現れていないことが見受けられます。その理由とは。

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平安保険 創業者14年振り自社株買い増し

 中間期決算が一巡した後、多くの企業が自社株買いを再開しました。テンセント(0700)は決算発表の翌日、一株当たり413HKDから自社株の買い戻しを始め、昨日(7日)の終値、515.50HKDまで株価が25%ほど上昇しました。一方、保険大手の平安保険は3日まで6日連続で自社株(A株)の買い戻しを実施したほか、創業者の馬明哲氏が14年振りの自社株買いをしたことが明らかになっていますが、同社株価は?

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