経済成長か炭素中立か 龍源電力

 中国の株式市場が出来て今年でちょうど30年を迎えます。上海と深圳に証券取引所が設立されたのは1990年と91年で、取引が始まったのは設立の順と逆なので「うちは中国初」だと両取引所間で現在も主張の対立が見られます。それはさておき、取引が始まった頃の銘柄は限られ、「広東電力」が最初に上場した銘柄の一つでした。早速これを買った方は現在まで保有されていると伺ったのでまさに長期投資の典型だなと感銘を受けたのです。

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石炭産地が豪雨被害、価格高騰がつづく 電力株は?

 このコラムで「石炭は市場価格、電力は統制価格 計画停電に泣き笑い」を書いたのは今月4日。中国国家発展改革委員会は12日、石炭火力発電の基準料金を順次市場(自由)化する通知を発表し、コラムの論点は正しかったことを裏付けたと言えます。石炭(火力)発電による電力取引料金の変動幅を基準料金の上限10%、下限15%を一律20%まで拡大し、電力会社にある程度の裁量権を持たせた内容だったのですが、電力会社やその株主は素直に喜べるのでしょうか。

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美団罰金の狙いは

 中国の市場監督管理総局は8日、フードデリバリー最大手の美団(3690)に対して「独占禁止法」第47条と第49条に違反したとして34億4200万元(約590億円)の罰金を課す決定を下したと発表しました。今年の4月、アリババに対して下した罰金182億2800万元(当時の為替で約2916億4800万円)に次ぐ規模で内外から注目されていました。罰金の狙いとは?

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