まさか ペトロチャイナ

 中国の国慶節連休は7日でやっと終了し、市場も通常通りとなりました。各観光地への人出や公共交通機関の利用者数、消費関連などのデータが順次発表されるのでしょうが、私の関心は大型連休期間中に、3役所の異例とも言える緊急通達の発表です。

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高配当の有難み 中国神華能源

 「計画停電」を10年前の東日本大震災の際、多くの方が経験していると思います。最初の停電の際、突然だったので戸惑いもあったが、のちに予告があってだいぶ慣れたと記憶しております。中国の中央テレビ(CCTV)が先週(28日)、東北地方の遼寧省遼陽市澎輝鋳業(製鉄所)で24日、停電で換気システムが停止し、従業員23人が高炉ガス中毒の事故が発生したと報じています。高炉稼働中の事故だったので事前通告なしの停電だったことがわかります。一部都市では、信号やマンションのエレベーターも止まったとSNSで多くの情報が書き込まれ、停電は広範囲に及ぶものだったことが伺えます。

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石炭は市場価格、電力は統制価格 計画停電に泣き笑い

 中国の国慶節連休の前に、「計画停電」が突如話題となりました。「恒大集団のデフォルト以上に深刻な問題」という見出しの記事も出ているほど、社会問題化しています。電力不足なら発電(電力)会社がフル稼働すれば、この際大いに儲かるのではと考えるのが普通でしょうが、しかし連休前の市況を見ると、大唐発電(0991)や華能国際(0902)など電力株が下がり、中国神華能源(1088)やヤン州煤業(1171)など石炭株の株価が上昇に向かっています。「計画停電」との関係は?

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