無謀な拡大にブレーキを 海底撈300店閉店

 デフォルトで騒がれている不動産企業に共通した経営手法の一つに身の丈に合わないレバレッジを最大限利用した急拡大です。経済の高度成長期に通用した手法ですが、減速や外部環境の変化などが起こると、債務問題が表面化し、返済のため身を切ることを余儀なくされます。不動産企業のデフォルトは現在進行形ですが、昨今の経済情勢の変化は外食産業にも影響を及ぼしています。火鍋チェーンの代表格、海底撈国際(6862)は5日、年末までに不採算店舗300店を閉店することを発表しました。

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またもデフォルト 今度は佳兆業集団

 不動産企業のデフォルトがまたも起きています。既報の中国恒大集団(3333)、花様年控股(1777)と同じく深圳に本社のある「佳兆業集団(カイサグループ・1638)」で、デフォルトは2回目の「常連」さんです。「徐さんの中国株」では、2015年1月7日から2回連続(「ケーススタディーから学ぶこと」、「二極化が進む不動産」)で、同社デフォルトと業界の見通しについて取り上げています。デフォルトが伝わると、4日同社株価は15%以上急落し、5日同社を含む関連子会社の取引停止が発表されたのです。

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黒字転換の保利協鑫能源に追い風

 「胡潤百富」の創設者、英国人会計士のフーゲワーフは世界長者番付発表の「フォーブス誌」の調査員として中国企業の調査を担当していたが、独立して自身の名前で会計士とそれまでのキャリアを生かして中国版長者番付をつくったのです。長者番付はその年の全資産ランキングの他、業界別のランキングも発表しています。各種長者番付の常連で、2009年と11年のエネルギー部門の1位を飾ったのは、新エネルギーの保利協鑫能源創業者兼董事長の朱共山氏でした。

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