陰の立役者の発掘を

 小鵬汽車(9868)が先週香港市場に華やかに上場しました。蔚来汽車(NIO)と理想汽車もいずれ香港に「回帰」するだろうと見られます。完成車メーカーの裏には無数の「陰の立役者」が一流の部品を供給しているからこそ、はじめて一流の完成品が消費者の前に現れます。4月末の「ステータスの裏に隠された受益者」で取り上げた駆動用リチウムイオン電池の赣锋锂業(1772)や視察団で訪問した舜宇光学(2382)などはまさにそのような陰の立役者で、掘り下げると、まだまだ出てきます。

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米中対立先鋭化も 中国企業が米に上場 滴滴出行のその先は

 CSR(Corporate Social Responsibility)、企業の社会的責任と叫ばれて久しい。成功した企業が環境や公益事業などで自主的に社会的貢献をしようじゃないかと求められることですが、そもそも「成功」した企業でないとその余裕があるわけではありません。投資家の立場で投資先を選ぶ際、すでに「成功」した企業よりもこれから成功するであろう企業を選んだ方が「成功報酬」はもとより、企業を応援した「自己満足(自己実現)」感もより大きなものとなります。未公開株はリスクが大きくても多くの資金が集められるのはそのためです。中国配車サービス最大手の滴滴出行(DIDI)を巡る一連の動きは、

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33時間と48時間の差 滴滴出行(DIDI)

 アプリ一つで上場できる時代だと言われます。テンセントもアリババも使いやすいアプリで多くのユーザーを抱え込むことに成功したのです。しかし皆さんのスマホにはLINEなど何かしらアプリの一つか二つくらいは入っているはずですが、これらアプリには共通項があって、利用するのに個人情報など登録が必ず必要だということです。個人情報を登録する以上、セキュリティの問題が後々必ず出てきます。中国配車サービス最大手の滴滴出行(DIDI)が所管官庁から個人情報収集の問題で2日調査を受けることに続き、4日同社アプリがアプリストアから外される(配信停止)ことが命じられたのです。

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アクシデントはチャンスかリスクか

 株式市場は様々な要因で瞬時に変化します。予測できるものもあれば、予想外のものもあります。業績の良い会社がアクシデントで株価が大きく下落した時は参入のチャンスだとこのコラムで何度か取り上げたことがあります。現にそのようなアクシデントが2件同時に生じていますのでご紹介します。

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