有力企業が集まる香港市場

 今年も折り返し地点に差し掛かり、中国株(香港市場)は本日から下期の取引が始まりました。IPOで賑やかな上期の香港市場でしたが、世界市場を振り返ってみると、主要株式指数ではホーチミン市場指数(VN指数)は28%高で世界をリード、台湾加重平均の20.5%高、深圳創業板指数の17.2%高、S&P指数の14%高に対して香港ハンセン指数は5.86%の上昇に留まったのです。下期の動きは?

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成長の第2ステージへ 中軟国際

 今月2日、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)が自社開発した「鴻蒙OS(HarmonyOS)」を搭載した初のタブレット端末を披露しました。2019年8月、同社が独自のオペレーションシステム(OS)を開発すると宣言してから1年と10カ月。ロイターや日経などもこれを速報し、アップルのiOS、グーグルのAndroid以外の「第3のOS」と指摘する声も見られました。トランプ政権下の米商務省がファーウェイをエンティティ―・リストに指定したことで、ファーウェイの端末に使用されたグーグルOSのアップグレードバージョンが入手できなくなり、止む無く独自開発に踏み切ったと見られます。独自OSの発表で大規模な商用化の段階に入ったことを意味するもので、海外メディアの関心もわかります。この「鴻蒙OS」の開発に最初から参画した会社があります。

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