徐さんの中国株

3年連続減益の吉利汽車

 在上海日本国総領事館の訴え(15日書簡)が効いたのか、上海経済情報化委員会は16日、操業の継続や稼働再開を支援するホワイトリスト(稼働再開企業)666社を公表しました。その内251社が自動車や部品メーカーなど自動車関連企業で、3月末から始まった上海のロックダウンは人手を必要とする自動車産業に大打撃を与えていることが火を見るよりも明らかです。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

製造業はどうなる

 「テスラ上海操業再開!」。こんな見出しが先週中国の経済誌や専門サイトにでかでかと掲載されました。しかし、小見出しに「部品在庫1週間分」とも出ているので、同社上海ギガファクトリーの置かれている状況は依然厳しいことを匂わせています。中国の不動産業界はデフォルトなどで揺れているが、製造業も楽観できる状況ではありません。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

AMCはハゲタカか

 「不良債権資産全体の中で、不動産の割合は4%に過ぎない」。2016年11月北京で、中国信達(1359)訪問の際、担当者が同社の不良債権資産に占める不動産関連の割合についてこのように説明してくれました。そもそもAMCは当時国有企業の抱える不良債権を処理するため設立されたもので、また不動産は売り手市場の時代だったこともあり、不良債権はいまほど表面化されていないのも「わずか4%」の理由だったかもしれません。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

AMCが動く デフォルト企業の支援に

 国有銀行の不動産関連不良債権残高は前年比大幅増だったことが分かりました。銀行がいつまでも不良債権を抱えていては財務諸表の重荷になるし、自力回収ではコストがかかり、株価も上がりません。そこに登場するのは不良債権処理がお手柄のAMC(Asset Management Companies)なのです。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

四大国有銀行に見る不動産不良債権残高

 数ある不動産企業の中で今後も生き残るだろうと思われる会社を見てきました。そうした企業を支えているのは無論銀行の存在です。企業が債務超過となると、銀行も無傷でいられるわけがありません。3月31日まで四大国有銀行の決算も出揃い、不良債権の中身も見えてきました。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

不動産業界で強いのは

 先日ある少人数の会合で、中国の不動産市場に話が及び、恒大や現在進行形で清算される企業などはいずれ吸収合併される運命だろうから、吸収する側の強い企業が分かればいま投資しておけば・・・とのことでしたが、香港証券取引所の規則で、1月~12月を会計年度とする企業の本決算期限は翌年の3月31日までとされているが、中国不動産業界売上高順で上位50社の内、期限内で発表したのは34社、残り16社は・・・

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

チャーリー・マンガー氏 何故アリババ株を売却したか

 ここ数日、著名投資家ウォーレン・バフェット氏のパートナーで知られるチャーリー・マンガー氏が3月末まで会長を務めた米デイリー・ジャーナル(Daily Journal Corp)のポートフォリオから保有するアリババの株(ADR)が前期より約50%減少したことが投資家間で話題を呼んでいます。21年9~12月期で買い増しをしたばかりだったのが、一転売却に向かったことが議論を巻き起こした一因となっています。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

ハンセンテック指数のその後

 香港ハンセン株価指数から「恒生科技(テック)指数」が独立したのは20年7月27日。10000ポイントを超えた同指数は1年半で半値以下に。株価の変動などにより銘柄の組み換えなども行われていますが、テクノロジー企業の集まりだけあって、その動きが注目されます。3月31日までの変動を整理してみました。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

中国平安保険の株価は安いか

 「現在の株価は歴史的に低い水準にあり、市場は最終的に平安の価値を認めてくれると信じている」。自社の株価が長らく低迷を余儀なくされると経営陣が良く口にするセリフです。市場では何を語ったかよりも何をしてきたか、または今後何をしようとしているのかを見るものです。中国平安保険(2318)も経営陣に続き、会社としても昨年12月末までに凡そ39億元(1元=約19円)を投じてA株7777万株の自社株買いを実施しています。一株当たり換算すると50元/株になるんです。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

自社株買いでも株価が下がる平安健康

 香港市場には、インターネット医療の3強があります。京東健康、阿里健康、平安健康の3社です。3社は共にハンセンテック指数の構成銘柄で、清明節(5日)休みの前日、テック指数は4%も高騰し、京東健康は10.85%、阿里健康は9.26%、平安健康は10.78%と大幅に上昇しました。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

京東健康 IPO価格は70HKDだったが

 インターネット医療が注目されるのは、病院など医療資源の不足、コロナなど突発的なパンデミックの発生、平時では高齢化や可処分所得の増加、健康意識の増強などで遠隔医療のニーズの高まりがあると考えられます。京東健康の直近3年の売上高の推移を見てみると・・・

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

道半ばの京東健康

 新年度がスタートしました。31日までの一週間は中国株式市場本決算のピークで、決算情報が怒涛のように毎日届いています。市場低迷のせいか、本決算見どころの一つに自社株買いの発表があるかないかとなっています。アリババやシャオミ、テンセントに続き、28日夜本決算発表の際、30億香港ドルで自社株買いを明らかにした京東健康の株価は翌日17.88%高まで買われたのです。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

BtoBへ舵切りのテンセント

 アリババが昨年独禁法違反で巨額の罰金を食らった原因の一つに、創業者のジャック・マーが「出しゃばり過ぎ」だという説も流れています。事あるごとに比較されるのは同じくIT大手、テンセント創業者の馬化騰(ポニー・マー)です。ポニー・マーは技術者出身で、講演会大好きなジャック・マーに対してポニー・マーは公で発言することは殆ど見られません。その性格差が両社の経営にも反映されています。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

コールオプション384HKDのテンセント

 アリババ(9988)とシャオミ(1810)の自社株買いをレポートしました。シャオミは昨年3月の決算発表会で100億香港ドルを上限とした自社株買戻し計画を発表し、今年の決算まで計65回、3億5600万株の自社株を86億5千万香港ドルを投じて買い戻したということで、残り約14億ですが、タイミングなどを考えると、「有言実行」と評価できるかと考えます。
 では、早々に株主に自社が保有する京東集団の株を「現物配当」として発表したテンセント(0700)の実施状況は如何なものでしょうか。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

シャオミ自社株買いに100億香港ドルを

 アリババグループ(9988)の中国概念株(チャイナコンセプトストック)史上最大規模と言われる250億ドルに上る自社株買い計画発表の同日(22日)、スマホ大手のシャオミ(1810)も本決算発表の席で、100億香港ドルを上限とする自社株買い計画を明らかにしました。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

「アリババの株価は自社の公正価値を反映されていない」

 中国電子商取引最大手のアリババグループ(9988)の株価は22日の香港市場で11.20%上昇したのに続き、夜に始まった米市場でも11.00%上昇の連れ高を演出しました。先週の大暴落から1週間で両市場ともに約55%急騰したことになります。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

空売りレポートはこうしてできた

 米SECが米上場中国企業(中国概念株)に対して監査資料の提出を求めたきっかけの一つは「瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー)」の不正会計があったとされます。瑞幸珈琲に関して上記虫眼鏡を押して瑞幸珈琲と入力して「Enter」を押すと今までのレポートが出てきます。同社不正会計問題を暴き出したのはマディ・ウォーターズ(Muddy Waters)という空売り機構なのです。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

狭間の中国概念株 SECにも責任

 年に1、2回は一緒に中国旅行をした会員の方と昨日都内で会い、中国株について暫く懇談しました。中国概念株が大暴落した先日すかさず買いを入れ、一昨日と昨日の反騰で3割以上の利益を確保できたと言います。時価総額50~60兆円の銘柄が一日の内20%以上も急騰するとはこれまであまり経験したことのないことで、いままでの下げが如何に大きかったかの裏返しだったと言えるかもしれません。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

試練に耐えられるか 中国概念株

 香港ハンセン株価指数は二日連続1000ポイントずつ下落し、20000Pと19000Pをあっさりと割り切ってしまったのです。1カ月で18%以上も下落したのは1997年10月(アジアの金融危機)と2008年10月(世界金融危機)に続き、30年来3度目になります。97年10月は29%、08年10月は22%の暴落でしたが、その記録を更新するのでしょうか。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ