徐さんの中国株

ハードに投資、ソフトで儲け シャオミ

 中国の新エネルギー車(NEV)業界はレッドオーシャンになっていると前回のコラムでご紹介しています。新興勢力に伝統的自動車メーカー、IT系企業の新規参入のほか、上海でギガファクトリーを作ったテスラなど、中国市場を虎視眈々とする各社がひしめき合っています。しかし今年に入り、「EV業界知名企業も破産申請」とあったように、すでに白旗を上げる企業が早くも出ています。スマホ大手のシャオミはいよいよ本日(10日)、管轄の中国工業情報化省に完成車のモデル申請を提出すると伝えられています。後発のシャオミに勝算はあるのでしょうか。

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株の神様に売られても株価は依然高いBYD

 投資の神様バフェット氏が保有するBYD(1211)の株を売り出したのは22年の8月、株価は凡そ260HKDの時だった。上海のロックダウンの余波と氏の売却の影響もあって10月末には160HKD台まで下落しました。その後一進一退はあるものの、指数も含めて大型株が大きく下がっている中でも220~240HKDと高値をキープしたまま現在まで推移しています。

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BYDはなぜ強い

 3連休の初日、「徐さんの中国株」の更新をサボってジャパンモビリティショー(旧:東京モーターショー)を見に行ってきました。出展者(社)数は上海や北京のモーターショーにすっかり逆転されているが、入場者にカップルや家族連れが多いことを見ると、車への関心よりもショーそのものを楽しみに来ているのではないかとつい思ってしまいます。BYDが初出展と聞いたので、久しぶりに見に行ったのです。

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老舗ブランドの底力 青島ビール

 中国ビール業界の老舗ブランド、青島ビール(0168)をレポートしている最中に、同社は1~9月と第3四半期(7~9月期)の決算を発表しました。「用を足す」事件で、株価が大きく下がった後、一進一退を繰り返しています。老舗企業だけあってその先行きも注目されます。

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「今度こそ」?ハンセン指数の反転 持続するか

 香港ハンセン株価指数は先週久しぶりに反転しました。「反転」とは言ってもまだ17000ポイント台を辛うじて維持した程度で、近年の安い水準にあることに変わりはありません。振り返ると、ちょうど1年前の10月31日、香港市場は2009年2月以来、凡そ13年振りの大底でハンセン指数は14687を記録したのです。2009年は金融危機のすぐ後だったが、昨年は「ゼロコロナ」の最中だったのです。

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増収増益だった青島ビールだが

 皆さんも直近3カ年の青島ビール(0168)の株価チャートを調べてみてください。「山あり谷あり」は当然ですが、株価は凡そ50HKD台後半と80HKD前半で行ったり来たりしています。ビールの販売は「3気(人気、天気、景気)と関係があると言われます。青島ビールは?

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アクシデントに買い 青島ビール

 株式市場で魅力的な銘柄があるが、株価が高くて手が出せないままでいると、その株価がさらに上がる・・・というようなことが良くあります。魅力的な銘柄でも何かのトラブルに巻き込まれたり、アクシデントが起きたりする時に、一時的に株価が下がることがあります。日本でも報道されているが、中国ビール業界トップブランドの青島ビールに「あり得ない」ことが起きています。

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発表に注目しつつも・・・

 恒例の昼食会を昨日(22日)都内で開催しました。日曜日の銀座中央通りは歩行者天国とあって大勢の人出でしたが、中国語の声は意外と少なかったです。知人が2週間ほど北京から東京に戻っていますが、「満席」と良く聞いていたので、確認したところ、半分程度という回答が返ってきたのです。2014~15年あたりの「爆買い」はもう「期待」しない方が良いと申し上げております。

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「危うく」上場へ NEVにもバブルが

 中国恒大集団(3333)に続き、碧桂園(2007)のデフォルトも明るみになり、不動産のバブル崩壊が現実化しつつあります。不動産に限らず、新エネルギー車(NEV)業界にもバブル現象が起きています。相次ぐ廃業、再生、破産などがこれを裏付けています。

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EV業界知名企業も破産申請

 中国電気自動車(EV)の新興企業、威馬汽車技術(WMモーターテクノロジー)は今月9日、上海第三中級法院(地裁)に破産申請を提出したことが明らかになりました。新エネルギー車(NEV)新興勢力の理想汽車(2015)、小鵬汽車(9868)、蔚来汽車(NIO)と肩を並べるくらい有力視されただけあって、業界への衝撃も大きいと見られます。

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ちょっとした噂でも動く市場 京東集団が急落

 市場で疑心暗鬼が続く時に、ちょっとした噂でも株価の下落が起こります。不動産大手の中国恒大集団創業者の許家印氏の「強制措置」にちなんで、13日、市場では突然、EC大手の京東集団関連記事のトップに「劉という名字の経営者が違法の疑いで逮捕」というニュースが流れ、京東の株価が10%以上急落しました。同社創業者兼会長の名前は劉強東というので、ニュースに出ている劉という経営者は暗に劉強東を指し、また京東関連記事と同列に取り扱われているので「確信犯的」情報操作だろうと見られますが、京東の株価が急落したことは紛れもない事実となっています。

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流動性不足がTOBの要因に

 香港ハンセン指数は18000ポイント台を巡り攻防が続いています。31000ポイント台は21年2月でしたが、もう遠い昔のようなことのように思えてなりません。大相場判断の基準の一つに売買代金は1200億香港ドルを超えるかどうかと指摘してきたが、内陸大型連休の5日と6日、香港市場の売買代金は両日とも500億香港ドル未満で、平均の半分以下になっているのを見ても市場心理の脆弱さが伝わってきます。とそこに元気づけようと、「ナショナルチーム」が登場します。

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海通国際のTOB 株主反対のわけとは

 台風で取引の開始を午後2時に延期した9日の香港市場。公開買付(TOB)を発表し、同日取引を再開する海通国際証券(0665)の株価の動きはどうなるのか関心を持って見ていたところ、取引停止前の0.71HKDからいきなり1.39HKDまで跳ね上がり、終値も1.40HKDで、TOBの1.52HKDに近い価格で「駆け込み」で取引されていることが分かりました。

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TOBの海通国際証券 株価の動きは

 10月6日のコラム「証券会社もTOBの時代」を書いたら、同日の夜に、海通国際(0665)は香港証券取引所経由、TOBの具体案を明らかにするとともに、本日(9日)の朝9時(現地時間)に取引を再開すると発表したが、台風の接近で香港証取は今朝、取引を一時停止すると発表。イスラエルと「ハマス」の衝突で国際情勢が混とんの中、香港市場もまた波乱含みの展開となっていそうです。

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証券会社もTOBの時代

 東芝のTOB(株式公開買い付け)は長い駆け引きの末、成立する見通しとなりました。香港市場も様々な理由でTOBが行われていますが、ついに証券会社もTOBの噂が出ています。あの「有名な」海通国際証券(0665)です。

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チャンスはあったが、みすみす・・・

 連休明けの香港市場で、董事会会長の身柄拘束で先月28日から取引停止になっていた経営危機にある中国恒大集団(3333)は3日に取引を再開し、株価は最高で40%以上急騰しました。すでに債務超過の会社に資金が流れる・・・これがマーケットなのかもしれません。

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一つの時代の終焉 中国恒大

 中国では、今年の中秋節と国慶節が繋がり、内陸では9月29日~10月6日まで8日間の大型連休の真っ只中にあります。香港市場は3日から始まりますが、内陸の証券会社やファンドなども休みで、「南下資金」がないため、市場の閑散が予想されます。そんな中でも衝撃的ニュースが相次いでいます。

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金のビーンズが人気の的に

 「現金を手元に残すと目減りするし、投資すると損をしてしまう」。そんな難しい時代に入っています。人民元対ドルのオンショア為替レートも2007年以来16年振りの元安水準で推移し、株式市場の上海総合指数と香港ハンセン指数も安値水準で長らく徘徊しています。そんな中、高値更新中の商品があります。

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茶番のような出来事でも現実に

 「テレビドラマでもこんなストーリーは書けないだろう」と言われるのは、ユーティリティーソフトウェア開発の「360魯大師」(3601)の大株主による売却です。時系列に見てみると、9月11日、同社は特別配当を実施する計画があり、9月21日にでも董事会を開き、最終決定すると発表。この発表で株価が2倍近くまで急騰。9月20日、同社は突然、董事会の延期と配当計画の白紙撤回を表明。翌日株価が急落。しかし香港証取の情報開示で20日、株価が急騰した際に、大株主が持ち株の半数近くを市場で売却したことが判明したのです。

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インサイダー取引?それがどうした

 もう、5,6年前のことでしょうか。中国投資考察団でも訪問したことのある山東省にある「山東墨龍」(0568)というH株上場の会社があります。決算発表の沈黙(サイレントピリオド)期間に、自社株を売却したことで、香港証券取引所から名指しで会社と代表者が非難されたことがありましたが、メディアの相次ぐ質問に対して「自社株を売って何が悪い?」と同代表が開き直ったことが大きく取り上げられました。叱責と若干の罰金で終息したのですが、同じことが有名企業にも発生しています。

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