中国平安保険の株価は安いか
「現在の株価は歴史的に低い水準にあり、市場は最終的に平安の価値を認めてくれると信じている」。自社の株価が長らく低迷を余儀なくされると経営陣が良く口にするセリフです。市場では何を語ったかよりも何をしてきたか、または今後何をしようとしているのかを見るものです。中国平安保険(2318)も経営陣に続き、会社としても昨年12月末までに凡そ39億元(1元=約19円)を投じてA株7777万株の自社株買いを実施しています。一株当たり換算すると50元/株になるんです。
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自社株買いでも株価が下がる平安健康
香港市場には、インターネット医療の3強があります。京東健康、阿里健康、平安健康の3社です。3社は共にハンセンテック指数の構成銘柄で、清明節(5日)休みの前日、テック指数は4%も高騰し、京東健康は10.85%、阿里健康は9.26%、平安健康は10.78%と大幅に上昇しました。
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京東健康 IPO価格は70HKDだったが
インターネット医療が注目されるのは、病院など医療資源の不足、コロナなど突発的なパンデミックの発生、平時では高齢化や可処分所得の増加、健康意識の増強などで遠隔医療のニーズの高まりがあると考えられます。京東健康の直近3年の売上高の推移を見てみると・・・
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BtoBへ舵切りのテンセント
アリババが昨年独禁法違反で巨額の罰金を食らった原因の一つに、創業者のジャック・マーが「出しゃばり過ぎ」だという説も流れています。事あるごとに比較されるのは同じくIT大手、テンセント創業者の馬化騰(ポニー・マー)です。ポニー・マーは技術者出身で、講演会大好きなジャック・マーに対してポニー・マーは公で発言することは殆ど見られません。その性格差が両社の経営にも反映されています。
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コールオプション384HKDのテンセント
アリババ(9988)とシャオミ(1810)の自社株買いをレポートしました。シャオミは昨年3月の決算発表会で100億香港ドルを上限とした自社株買戻し計画を発表し、今年の決算まで計65回、3億5600万株の自社株を86億5千万香港ドルを投じて買い戻したということで、残り約14億ですが、タイミングなどを考えると、「有言実行」と評価できるかと考えます。
では、早々に株主に自社が保有する京東集団の株を「現物配当」として発表したテンセント(0700)の実施状況は如何なものでしょうか。
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シャオミ自社株買いに100億香港ドルを
アリババグループ(9988)の中国概念株(チャイナコンセプトストック)史上最大規模と言われる250億ドルに上る自社株買い計画発表の同日(22日)、スマホ大手のシャオミ(1810)も本決算発表の席で、100億香港ドルを上限とする自社株買い計画を明らかにしました。
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「アリババの株価は自社の公正価値を反映されていない」
中国電子商取引最大手のアリババグループ(9988)の株価は22日の香港市場で11.20%上昇したのに続き、夜に始まった米市場でも11.00%上昇の連れ高を演出しました。先週の大暴落から1週間で両市場ともに約55%急騰したことになります。
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空売りレポートはこうしてできた
米SECが米上場中国企業(中国概念株)に対して監査資料の提出を求めたきっかけの一つは「瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー)」の不正会計があったとされます。瑞幸珈琲に関して上記虫眼鏡を押して瑞幸珈琲と入力して「Enter」を押すと今までのレポートが出てきます。同社不正会計問題を暴き出したのはマディ・ウォーターズ(Muddy Waters)という空売り機構なのです。
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狭間の中国概念株 SECにも責任
年に1、2回は一緒に中国旅行をした会員の方と昨日都内で会い、中国株について暫く懇談しました。中国概念株が大暴落した先日すかさず買いを入れ、一昨日と昨日の反騰で3割以上の利益を確保できたと言います。時価総額50~60兆円の銘柄が一日の内20%以上も急騰するとはこれまであまり経験したことのないことで、いままでの下げが如何に大きかったかの裏返しだったと言えるかもしれません。
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試練に耐えられるか 中国概念株
香港ハンセン株価指数は二日連続1000ポイントずつ下落し、20000Pと19000Pをあっさりと割り切ってしまったのです。1カ月で18%以上も下落したのは1997年10月(アジアの金融危機)と2008年10月(世界金融危機)に続き、30年来3度目になります。97年10月は29%、08年10月は22%の暴落でしたが、その記録を更新するのでしょうか。
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タイムリミットが迫る中国概念株
米での上場廃止が取沙汰される中国概念株に、新たに5社が「リスト入り」しています。百済神州、百勝中国、再鼎医薬、盛美半導体、和黄医薬の5社で、その内、4社が香港にも同時上場されています。
Appダウンロード強要に行政指導
2020年11月の螞蟻集団(アントグループ)の上場延期から1年4カ月ほど経つが、ネット企業に対する「締め付け」は緩めるどころか、(裾野)拡大の傾向さえ見られます。投資家の立場からは企業を応援したいところだが、消費者(ユーザー)目線だと企業サイドの問題点も指摘されます。大数据(ビッグデータ)を活用した常連ユーザー(得意先)殺しはまだ氷山の一角なのかもしれません。
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ビッグデータの悪用?
テック株は依然冴えない状況が続いています。アリババは先月24日、増収減益という第3四半期(10~12月期)の決算を発表しました。このサイトの「中国経済News & topics」(2月26日付)で速報として取り上げましたが、 法人所得税率は前期の10%だったのが、今期の実効税率は33%だったというのが気になるところでした。
「イブにHSBCの株を」復活なるか
高配当に安定成長の香港証券取引所(HKEX・0388)をご紹介していますが、同ジャンルで香港上海銀行(HKBC・0005)もこのコラムで複数回取り上げています。中国平安保険と株主の立場を逆転して「凋落」のように見られましたが、世界最大の総合金融グループであることに変わりはありません。そのHSBCは合計30億米ドル分の自社株買いを昨年から始めています。
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IPO神話不在 香港市場
中国新エネルギー車新興勢力3社(理想、小鵬、蔚来)の内、理想と小鵬が米と香港での同時上場をすでに実現していますが、残りの蔚来汽車(ニーオ)も3月10日香港でIPOをすることが明らかになりました。昨年後半から市場が低迷しているにもかかわらず、IPOブームが変わらずでおります。昨今の香港市場のIPOを振り返ってみます。
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成長企業の受け皿 HKEX
2014年のストックコネクト(直通車)開通に備えて都内でセミナーを開催し、事前の持ち株アンケートに「香港証券取引所(HKEX)」と書かれた参加者がいました。ちょうど当日取り上げる予定の銘柄だったので、「これを持っているなら本日のセミナーに参加しなくても良かった」とコメントしたら、それ以降その方は再度勉強会に顔を出すことはなかったのです。1銘柄だけで生涯食うことを心配しなくて済む資産を作ったと風の便りで耳に入っていました。
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外資が狙う中国平安保険
「なぜストックコネクトに拘る?」(2月14日付)では、AH同時上場銘柄の価格差について触れています。AH同時上場は現在百銘柄ほどありますが、その9割以上はA株の株価が高く、その差も数十パーセントから数倍までの開きが見られます。A株に対してH株の株価が高いのはごくわずかしかありません。中国平安保険(2318)はそのわずかの中の1社なのです。
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