「損する商売はしない」

このコラムを書く時には、ちょうど「中日韓サミット」が東京で開催されています。中国の李克強首相は、「中日韓+X」というモデルで生産能力での協力、貧困撲滅、災害管理、省エネと環境保全などの面で共同でプロジェクトを実施し、装備、技術、資金、建設などの各自の長所を生かして第4のマーケットを開拓すべきだと挨拶しています。日本と共同で第3、または第4国の市場開拓を打ち出したのはまだ昨年からの話で、そこまで中国企業が力をつけてきたというのでしょうか。

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ

日本進出の先駆者――ビーワイディ

今年の8月に88歳を迎える著名投資家、ウォーレン・バフェット氏ですが、8という数字は中華圏で縁起の良い数字なので企業買収の吉日なのかもしれないと株主総会で語っています。6月は中国株がMSCIに組み入れられることになっていますのでMSCI経由の中国株投資の可能性も否定できないと市場で見ています。氏はかつて中国石油に投資し、最高値で売り抜けたことでも有名な話ですが、現在もなお保有しているのは電気自動車のビーワイディです。 

「中国市場チャンスが多い ターゲットも決定」

「私に1億ドルの現金を持っているとすれば、中国と米国以外のその他の国に投資しようとする考えはないだろう。(マーケットの)規模と地理的条件も考慮する要素だ。中国にはたくさんのチャンスがある。チャーリー・マンガーは中国で投資できるターゲットをすでに見つけた。中国市場はまだ若いが、非常に規模の大きいマーケットだ。市場もその年齢に比例して効率的に成長するものだ」 

続きは会員登録(有料)してからお読みになられます。

入会案内を見るログインページへ