逆境でも成長のシャオミ 史上最高値更新

 中国勉強会で初めてシャオミを取り上げたのは2019年7月。株価は9香港ドル(以下同)台だったのです。その後はこのコラムでも複数回紹介し、株価も14ドル超まで上昇しました。本決算を経てコロナ禍の影響もあって4~5月にかけて株価はいったんまだ10ドル台に戻りましたが、業績への期待で株価が反騰し、先週の中間決算発表でついに史上最高値を更新しました。昨年12月11日付コラム「シャオミが日本に上陸 狙いは」の中で、日本での発表会の様子を取り上げましたが、そのシャオミが本日(31日)再度日本でオンライン発表会を開催し、同社5G対応スマホの「Mi 10 Lite 5G」が、KDDIより独占販売を9月4日から開始することを明らかにしました。

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まだ間に合う株式配当

 6月17日付の「徐さんの中国株」で「『夢よ、もう一度』は夢ではない 中国生物製薬」で、同社が6月10日の董事会(取締役会)の特別公告を取り上げました。同公告は同社の「既存株主に対して、保有する2株に1株の無償付与を実施する」内容でした。7月20日が権利落ちで、同社株価は同日午前9時台には、3.6%高、翌日(7月21日)11時台には約6.8%高まで上昇しています。そして8月3日、無償株が既存株主に付与されたのです。本日(28日)同社は中間期決算を発表し、市場で大いに期待されていますが、中国生物製薬の無償株配を追いかけるように、今度は5株に3株の無償株式配当を実施する会社が出ています。

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テクノロジーで勝負のアント・グループ

 先日、投資考察団ご参加の会員から持ち株についてコメントを求められた際、「証券会社から『アント何とか』が言われたが、如何でしょうか」と確認されました。最初は「アンター・スポーツ(安踏・2020)のことかと思ったのですが、「アリババ何とか」ということで、アント・グループ(旧称アント・ ファイナンシャル)のことと理解できたのです。このコラムで「上場準備のための改名か 螞蟻金服から螞蟻科技へ」(6月29日付)、「アント・フィナンシャル 上海と香港同時上場発表」(7月20日付)を取り上げていますので理解されている方も多いかと思います。そのアント・グループが昨日(8月25日)上海と香港証券取引所にIPO申請書を提出し、目論見書を公開しました。

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同じECでもワイドモートがあるのは

 日本にも進出した中国の動画投稿アプリ、「TikTok(ティックトック)」を運営するバイトダンス(北京字節跳動科技)は、22日、米国居住者が同社との取引を禁止する大統領令を巡り、提訴することを明らかにした。同じく今月6日の大統領令で米企業と中国SNS大手、テンセントの通信アプリ、微信(WeChat)との取引も禁止とされていましたが、中国にある米企業が同アプリを使ってもいいと米政府が意向を示したと21日伝えられると、米上場のテンセントのADRが前日比4.97%高の69.55USDまで買われたのです。EC最大手のアリババも禁止の対象と伝えられていますが、アリババの株価が下がるどころか、小幅ながら上昇を続けています。

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